デーモン・アルバーンがルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』をモチーフにしたミュージカル、『Wonder.land』の音楽を手掛けることがわかった。
『Wonder.land』の物語は、学校でいじめられ、家でも両親からうとまれて育った主人公の12歳の少女Alyが「Wonder.land」によってヴァーチャル・ワールドに逃避するというもの。デーモンは『不思議の国のアリス』について次のように語っている。
「ウサギ穴に落っこちてこの世ならざるものと出会う、っていう物語のアイディアに魅了されたんだ。ハートの女王、公爵夫人、白ウサギ、イモムシといったキャラクターは僕が子供時代に最も怖がっていたものだった」
本作はデーモンが音楽を担当し、脚本と歌詞はモイラ・バフィーニ、監督は4月よりナショナル・シアターの芸術監督に就任するルーファス・ノリス。デーモンとノリスは『モンキー:ジャーニー・トゥー・ザ・ウエスト』、『ドクター・ディー』に続く3作目のタッグとなる。
同作は今夏にマンチェスターのインターナショナル・フェスティヴァルで初演を迎えた後、11月からロンドンのナショナル・シアターで、2016年にはパリのシャトレ座での上演が予定されている。