ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアは9年ぶりとなるソロ新作を今年中にリリースすることを明らかにしている。

詳細についてはなにも明らかにしていないが、デイヴは自身のオフィシャル・サイトで9月に新作のリリースに合せてイギリスとヨーロッパでツアーを行うことを発表している。

デイヴは昨年10月の時点でまだソロ新作は制作中だと明かしていて「かなりいい感じで形になってきてるよ」とローリング・ストーン誌に語っている。

「まだ終わってないスケッチもいくつかあって、いくつかはまたやり直してみようと思うんだけど。だから、まだ数か月はかかる感じだね。来年に出せたらいいなと思うんだけど。そうしたら老人にふさわしいツアーをやりたいと思うんだ。200公演のツアーというんじゃなくてね」

デイヴは昨年ピンク・フロイドとして『永遠（TOWA）』をリリースしているが、内容についてニック・メイソンとともに1994年の『対（TSUI）』用のセッションで残された音源を整理して構成したもので、できるだけ08年に他界したリチャード・ライトの関わった音源を残そうとしたことをリリース時に明かしている。

「残された音源をすべてあらためてみることには成功したと思うから、ぼくはこれが最後だと考えているよ。残念だけど、これでもうおしまいだね」とデイヴはBBCに語っていた。