ノエル・ギャラガーはオアシスでの体験について『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』と『プライベート・ライアン』とが混ざったようなものだったと振り返っていて、もがき苦しんでは混乱に満ちているだけのものだったと語っている。
ヴォーグ誌の取材を受けたノエルは次のように振り返っている。
「じゃあ、ちょっとたとえて話してみるけど、俺の人生を映画で言い表すと、オアシスをやってた頃は『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』と『プライベート・ライアン』がごっちゃになったような世界だったんだ。とにかく、もがき苦しんだことと混乱、それがすべてだったよ。その後の俺のファースト・ソロは『タイタニック』のようなもので、これはラヴ・ストーリーだったんだね。で、今の俺のキャリアはすごく気の利いたテレビ・ドラマってところで『ブレイキング・バッド』みたいなものなんだ」
「オアシスっていうのはさ、巨額の予算を投じたアクション・サスペンスだったわけで、海岸に飛行機が墜落するような内容だったんだよ……それが今ではもうちょっと落ち着いて品のある、面白いものになってるんだ。それに映画は一つのお話だけど、テレビ・ドラマだったら何か月も続くわけで、いろんな捻りや展開もあって頭の中に残っていくものになってて。今の俺がやってるのもそういうものかなと思ってるんだよ」
なお、同じインタヴューでノエルはすでに3枚目のソロにも着手していて半分近く仕上げていることをジミー・ペイジを引き合いに出しながら次のように説明している。
「歌詞的に過去を振り返ることなら俺だってたまにはやるよ。たとえば、"ザ・ダイイング・オブ・ザ・ライト"では過去を振り返ってるし、過去を振り返るような曲中キャラクターを使えばいいわけだよね。でも、俺個人は今だってもう次のアルバムの半分まで制作も終わらせてるんだから。つまり、ジミー・ペイジのことだって大好きだし、ギタリストとしても、人としてもファッキン素晴らしい人だけど、でも、ジミー・ペイジがやることといったら、寝ても覚めてもレッド・ツェッペリンのレコードのリマスタリングだけだからね。そうだろ? どうにかしろよっていう。仕事しろよ!」
また、ビーディ・アイ解散後のリアム・ギャラガーがいそしんでいそうな活動については次のように語っている。
「リアムはきっと今、至高のデザート・ブーツの開発にでも取り組んでるんじゃないの。スイスにはハドロン衝突型加速器という物理の実験施設があって、原子核の陽子をぶつけ合うとどうなるのかを調べる装置なんだけど、きっとリアムの自宅にもその装置があるんだよ。それで両端からデザート・ブーツを衝突させ合って、うまくいくと二つが融合して、これまで人間の手では作られたことのない完璧なデザート・ブーツが出来上がるんだよ」
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