カナダ出身バンドのヴェト・コン、バンド名について挑発的な意図はなかったと語る

カナダ出身バンドのヴェト・コン、バンド名について挑発的な意図はなかったと語る

カナダのインディー・バンド、ヴェト・コンは自身のバンド名について、この名前で物議をかもすつもりではなかったと語っている。

「ヴェト・コン」とはヴェトナム戦争時に南ヴェトナム政府軍やそれを支援していたアメリカ軍との戦闘を行っていた反政府勢力の通称。正確にはヴェトナム共産勢力の略称となるが、基本的にヴェトナム戦争時にアメリカ軍にとっての敵性対象は「ヴェト・コン」と呼ばれることが多かった。

このバンド名がたたってバンドは先頃アメリカのオハイオ大学でのライヴが中止になっていて、このライヴを請け負った興行会社はバンド名が「地元のヴェトナム人やヴェトナム系アメリカ人の心情を深く傷つけた」ため開催が不可能になったと説明している。

これを受けてバンドは結成当初、この名前の持つ意味を深く考えていなかったと認めたものの、決して挑発的な意味合いで命名したわけではないという声明を発表している。

「ぼくたちのバンド、ヴェト・コンは今ではもう活動を始めて3年と少しになります。このバンドを命名した時、ぼくたちはほとんどなにも知らない国で行われていた戦争についてなにもよく知りませんでした。でも、ぼくたちは今ではヴェト・コンという言葉の持つ重みを以前よりはわかるようになっています。このバンド名への疑問をぼくたちは軽視するわけではないけれども、ヴェトナム戦争を戦ったどちら側の人間も経験した戦争の残虐性や暴力を矮小化するつもりなど少しもなかったことははっきり表明することが重要かと思いました。ぼくたちは自分たちのバンド名で人を挑発したり傷つけたりするつもりはまったくありませんでした」

「これまで受け取っているこの問題についてのご意見の深刻さをきちんと感じていますし、これからもこうした問題や指摘に対してあらゆる角度から聞き入れ続けていくつもりです」

バンドは今年に入ってファースト『Viet Cong』をリリースしていて、今年の夏にはロンドンのフィールド・デイ・フェスティヴァルへの出演を予定している。

(c) NME.COM / IPC Media 2015
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