スポティファイから音源を引き上げたテイラー・スウィフト、ジェイ・Z所有「タイダル」で定額配信

スポティファイから音源を引き上げたテイラー・スウィフト、ジェイ・Z所有「タイダル」で定額配信

テイラー・スウィフトは自身の作品をジェイ・Zが買収した有料ストリーミング・サイト、タイダルでストリーミング公開している。

テイラーは昨年11月に条件面で折り合わないとして自身の全作品をスポティファイから引き上げて話題を呼んだが、タイダルでは最新作『1989』以外のテイラーの作品がすべて聴けるようになっているという。

テイラーはスポティファイから作品を引き上げた際、「作曲家、プロデューサー、アーティストなどこの音楽を作り出した人たち全員にきちんと公平に見返りを提供できているように思えないような実験なんかにわたしは自分の人生のすべてを注ぎ込んできた作品を託すつもりなんかない」とヤフーに語っていて、さらに次のようにその経緯を説明していた。

「わたしはいろんなことになるべくオープンであろうとしていて、それは今進化しているようなものに関わっていくことが大切だと思っているからなの。でも、これ(スポティファイ)が本当に進化なのか、あるいは音楽産業から『音楽』という言葉を消してしまうようなものでしかないのか、まだ議論の余地が残っているとわたしは思う。それに"シェイク・イット・オフ"についてはスポティファイで新曲を公開してみることをいろんな人に勧められていたから、それについてはオープンにやってみることにしたの。『これを試してみて、どんな手応えがあるか、みてみよう』って思ったのね。でも、わたしにはしっくりこなかったわけ」

「なんか自分のファンにもこう言ってるような気分になってきたのね、『いつかあなたも将来、音楽を作ったとしても、あるいはいつか絵画を制作したとしても、誰かが美術館に入って来て、その作品を壁から外して、角を破り取ればもうその作品はその人のもので、お金も払わずに自分のものに出来ることになるのよ』ってね。これが打ち出しているものの考え方がわたしは好きじゃない。だから、わたしは自分の作品の扱い方も変えることを決心したの」

さらにテイラーは「音楽は対価に値しなくて無料であるべきだという考え方を助長するようなことにわたしはどうしても同意できない」と、スポティファイに対する違和感を表明していた。

これに対してスポティファイ側は次のようにテイラーに反論していた。

「わたしたちはテイラー・スウィフトが考えを変えて、誰しもにとって前向きに働く新しい音楽経済を作っていくことにまた参加してくれることを願っています。わたしたちはファンはどこにいても、いつでも、音楽を聴きたいと思ったら聴けるべきだと考えていて、アーティストは自分たちの作品に対して支払を受け、著作権侵害から守られるべき権利を絶対的に持っていると考えています。ですから、わたしたちは収益の70パーセントをアーティスト側に還元してします」

その後、テイラーは完全有料制のストリーミング・サービスにのみ、『1989』以外の作品を公開してきている。

(c) NME.COM / IPC Media 2015
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