5月から北アメリカを回るジップ・コード・ツアーに乗り出すザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーは、引退は特に考えておらず、近いうちにストーンズとして新作を形にしたいと考えていると語っている。ローリング・ストーン誌との取材に応えたミックは現役から退くつもりはないかという問いに次のように答えている。
「いや、今はないね。今は次のツアーをどうしようかと考えてるんだよ。だから現時点で引退は考えてないよ。次のツアーの計画を練ってるくらいだから、『特に考えてない』ってことになるね」
さらにミックはストーンズとまた新作を作れたら「すごく嬉しい」と語っていて、過去2年間で「よさげな新曲をたくさん書いている」とも明かしている。「どの曲についてもかなりいい感じのデモも作ってあって、ぜひレコーディングしたいと考えてるんだ。だから、それが実現するように願っててくれよ」とも語っている。
また、ストーンズとしての新作制作がはかどらなかった場合には自身のソロ制作に乗り出すつもりだとも語ってみせている。
「ストーンズとのアルバムは絶対に作りたいよ。でも、それが実現しなかったら、そういうこと(ソロ新作の着手)になるね。それはかなり実情に近い答だと思う。今のぼくの手元にはストーンズにはうってつけな曲が揃ってるし、ストーンズにはあんまり向いてない曲もまた揃ってるんだよ」
なお、ストーンズは5月27日に未発表音源をボーナス・トラックとして収録した1971年の傑作『スティッキー・フィンガーズ』のデラックス・エディションやスーパー・デラックス・エディションを再発するが、今回のツアーでは『スティッキー・フィンガーズ』全曲ライヴを行う可能性もあるとほのめかしている。
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