5月からツアーに乗り出し、その後のフェス・ツアーではソニックマニア出演のために来日も予定しているザ・プロディジーだが、バンドは将来的な引退の可能性について語っていて「いずれどこかで終わりにならざるを得ない」と認めている。
新作『ザ・デイ・イズ・マイ・エネミー』ではイギリスで6枚目となる連続チャート1位を達成しているが、キース・フリントは次のようにバンドとしての終わりをNMEに語っている。
「いずれどこかで終わりにならざるを得ないだろうね。しかも、近いうちに違いないよ。俺たちが思ってるよりも早くその時期が来るだろうし、それは俺たちの年齢の現実がそうさせるからなんだよ」
また、リアム・ハウレットも「ある時点を過ぎると結婚披露宴の受付をいまだにやってるアランおじさんみたいにはなりたくなくなるんだよね」と語っているが、そうかといって終わりを見据えて活動しているわけではないこともバンドは明らかにしている。特にキースは「いまだかつてないくらいにバンドもなにもかもしっくり来てる」と絶好調であることも明らかにしている。
「俺たちがもうやめた方がいいというのは観てるみんなが決めればいいわけだけど、いつまでもこの状態が続くはずがないってことなんだよ。いずれ解決するべき問題になるんだよ。でも、いつまでにって決めてることじゃないんだ。こうやって話題にしたのだって、これが初めてのことだと思うし」
なお、最新シングル"イビサ"ではスリーフォード・モッズのジェイソン・ウィリアムソンをゲスト・コラボレーターに迎えているが、この客演についてリアムはこれまで次のように語ってきている。
「俺はあんまりコラボレーションって好きじゃないんだけど、これはどういうわけだか、あんまりコラボレーションのようには聴こえないんだよ。スリーフォード・モッズはもう相当昔から聴いてるし、エネルギーみたいなところで俺たちには共通したものがあるなと思ってたから、なんか一緒にやったらうまくいくとも思ってたんだ。それでビートを送ってみたんだよ。きっと気に入るビートだってわかってたし、それでうまくはまったんだよ」
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