U2のボノ、自身がアーティストになった瞬間を語る

U2のボノ、自身がアーティストになった瞬間を語る - 2014年作『ソングス・オブ・イノセンス』2014年作『ソングス・オブ・イノセンス』

U2のボノが新作『ソングス・オブ・イノセンス』の"アイリス"に関連して、14歳に死別した母親について語っている。

曲名の"アイリス"は自身の母の名前からとったものになっているが、ボノは自身の母親についての思い出をBBCに次のように語っている。

「俺はあんまり母親についての思い出とか持っていなかったんだ。うちの家族は母親の死と折り合いをつけるために、むしろ折り合いをつけないことにしてなんにも話さないことにしたわけで、俺もそれに倣ったわけだね。それで母親のことはだんだんと俺の記憶から消えていったんだよ。そうしたら、家族の友人が昔の8ミリフィルムを送ってくれたんだよ。それで俺は大人になってから、23歳の母親の姿を見ることになって、これはとても衝撃的だったんだ。母は遊んで走り回ってて、ボールを打って、それがスローモーションの白黒映像になってたんだよ。美しい女の子でとにかくただひたすら走ってるんだよ。

母親の喪失というのは数多くのロックンロールの核心にあるテーマになっているし、それと同じように父親の喪失というものがたくさんのヒップホップの核心になってるんだよ。それは確かにどこにでもある問題にすぎないんだろうけど、でも、リアルなんだ。それによってぽっかり空いた穴を一生懸命に埋めようとするわけで、俺の場合、その穴を音楽で埋めようとしたんだね。その瞬間、俺はアーティストになったんだよ」
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