ザ・キンクスのD・デイヴィス、自分はキンクス再結成を実現させたいと繰り返し主張

ザ・キンクスのD・デイヴィス、自分はキンクス再結成を実現させたいと繰り返し主張 - 1964年作 『キンクス』1964年作 『キンクス』

ザ・キンクスのデイヴ・デイヴィスはオリジナル・ドラマーのミック・エイヴォリーと自分との間の不仲が原因で再結成が実現できていないという兄レイ・デイヴィスの最近の発言について、まったくそんなことはないと否定していて、自分は再結成したいと語っている。

キンクスは2013年に結成50周年、14年にデビュー50周年を迎えていて、犬猿の仲で知られるレイとデイヴとの間でも再結成の方策を模索していると伝えられていたが、結果的に頓挫したままになっている。実際に兄弟は何度か打ち合わせを試みていたが、いずれの場合にもデイヴは自分の方がレイと同席していることに耐えられなくなったとこれまで明らかにしている。

その後、レイはキンクスのミュージカル『Sunny Afternoon』の製作に乗り出し、昨年5月からロンドンで上演を続けていて、今年の10月までの公演続行が決定している。デイヴはデイヴで昨年ソロ作品『Rippin’ Up on Time』をリリースし、ライヴ活動も再開させている。

レイは好評なミュージカル『Sunny Afternoon』についてザ・イヴニング・スタンダード紙の取材を先頃受けていて、その中でブルースをモチーフにしたソロ新作『Americana』を準備していて、さらにツアー用の新バンドも用意していることが明らかにされている。同時にキンクスについてはデイヴがミックとの仲を修復しない限り無理だと語ったと記事中で触れられている。

これに対してデイヴは6月12日に次のようにツイートしている。

「なんで記者どもは俺がミック・エイヴォリーとはキンクス再結成をやりたがっていないと報道し続けるのかわからないよ/俺はキンクス再結成をやりたいんだってば」

なお、デイヴとミックの不仲説は昨年レイがデイリー・ミラー紙に語った発言から取り沙汰されていて、レイは次のように閉口していると次のように説明していた。

「ぼくとしてはミック・エイヴォリーが参加することなしには弟とその名前で、つまりザ・キンクスとしてやる気にはなれないんだ。ミックはデイヴとやる気があるんだけど、デイヴはミックと一緒にやりたくないんだ。二人の敵対関係と較べたら兄弟間の敵対関係なんてなんでもないよ。一体なにがそうさせてるのか、ぼくにはさっぱりわからないんだけどね」

なお、デイヴは今のところ秋にアメリカでソロ・ツアーを予定している。
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