リンゴ・スターの衣装やジョニー・ラモーンの特注ギターほか、競売で4万ドル超の高値

リンゴ・スターの衣装やジョニー・ラモーンの特注ギターほか、競売で4万ドル超の高値

ドアーズのジム・モリソンがパリ滞在時に出した直筆の手紙がRRのMarvels of Modern Musicオークションに出品され、2万3000ドル(約284万円)を超える値がつけられている。7月23日が最終日となったこのオークションには、ほかにもジョン・レノン、リンゴ・スター、ラモーンズ、GGアリンらの署名入りレア・アイテムが出品された。

ジムの手紙は、文面そのものに日付はないがパリのホテルで書かれたもので、消印は彼が他界する直前、1971年5月18日となっている。ジムはドアーズが『L.A.ウーマン』のレコーディングを終えた後の1971年3月からパリに移っていた。「連絡が遅くなってごめん」と、モリソンはビヴァリーヒルズのフランクとキャシー・リシアンドロ夫妻に向けて書いている。

「ここに来てからもうこんなに経ってるなんて嘘みたいだ。ずっと旅行してまわってた──スペイン、(グラナダは最高だった)モロッコ、南仏にコルシカ──そこでジャケットなくして金もなくしてね。でもパリに戻らなきゃいけなかった。シチリアが少しでもコルシカに似てるとこなら、きっと気に入るよ。パリのアパートには6月7日くらいに戻って、9月いっぱいいるつもりだ。空いている部屋もあるから泊まりに来て。そちらはどう? みんなによろしく&都合つけてこっちに来てくれよ」

加えて目を引くアイテムはジョン・レノンとヨーコ・オノからビートルズのプレス担当デレク・テイラーに宛てた手書きのメモで、これは1969年頃、コンサートに関する指示が書かれたものだが、どのコンサートかは触れられていない。ジョンは「客席を『役人』 ──(市長さんとかケネディ家とか)だらけにしないこと。大半は若者と評論家にしたい」と書いている。「チャリティ(招待)の件はイベントが終わるまで一切公にしないこと」。そのあと3行はヨーコの字で「私達のことは説明しないで──ただ、ジョン&ヨーコで。ヨーコはいいアーティストだ云々は要りません、みんなもうわかっているはずだから」。最後はジョンが「チケットはあまり高くしないように。バーンスタイン家とかああいうぼんぼんに、絶対『最高』の席でばか騒ぎさせないようにしてくれ」と締め括っている。このメモは1,974ドルで落札されている。

また、リンゴが1965年のビートルズ映画『ヘルプ!』で着たスーツのジャケットは4万6500ドル(約575万円)超での落札となった。黒いウールのダブルジャケットで、内側の右ポケットに「Ringo」の縫い取りがあり、右袖には「Ringo No.1」と衣装部のメモがついている。

さらに、ジョニー・ラモーンが80年代に愛用したヘイマーの特注ギター──ステージだけでなく、1983年ラモーンズの“サイコ・セラピー”のミュージック・ビデオでも弾いている──は約4万9900ドル(約617万円)で落札。パンク界ではもう一人、GGアリン関連のアイテムがいくつかまとめて出品されている。1982年ボストン・コンサートのセットリストは、裏をめくると履歴書(アリンの本名ケヴィン・M・アリン名義)になっている。この履歴書にはアリンの住所、学歴、職歴のほか、希望職種として「長期採用の職種」という記入もある。

そのほか、マドンナの“Shame”の歌詞の下書き、ジョニー・キャッシュの聖書購読クラスの課題提出物なども出品されている。
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