9月18日にソロ新作『Higher Truth』をリリースするクリス・コーネルはレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、ティム・コマーフォード、ブラッド・ウィルクと組んでいたオーディオスレイヴとしてのさらなる活動に対していつでもオープンだと語っている。
クリスは1997年にサウンドガーデンが解散するとソロに転向し、02年からはトムとティムとブラッドとオーディオスレイヴとして活動することになったが、07年にクリスはオーディオスレイヴからの脱退を表明し、その後ソロへの復帰の後、10年からはサウンドガーデンの再結成に乗り出してきている。
サウンドガーデンのキム・セイルはかねてから今年中にも新作制作に着手する可能性が高いとも語っているが、ここにきてクリスはオーディオスレイヴとの再結成についてもいつだって歓迎すると次のようにトータル・ギター誌に語っている。
「(もし再結成したら)素晴らしいことになると思うよ。俺たちはものすごくたくさん曲を書いたし、これだけ長い間、連中となにもやってないおかげもあって、今となってはなにがどうなるのか予想もつかないからね。きっとまた一緒になって、同じ顔ぶれでまたやってみるだけでもすごい経験になるはずだと思うよ」
また、最後の作品となった2006年のサード『レヴェレイションズ』をリリースした時点でも余った楽曲が相当残っていて、解散が決まってからはそれらの楽曲の扱いについて途方に暮れたともクリスは明らかにしている。
「実際問題として、俺たちはかなり多作だったからね。5年かもっと少ない期間のうちにアルバムをまるまる3枚作り上げたんだからね。これらのアルバムはどれも生々しい作品だったし、余った楽曲もたくさんあったし、こうした楽曲をどうしようかという話し合いでは意見がもめることもまるでなかったからね。みんないいやつらだったし、俺も本当に一緒にやらせてもらえて楽しかったから、なんかやろうってことになったら、いつだってオープンな気持ちだよ」
なお、トムは先頃、CBSラジオのオフィシャル・サイトのレディオ・コムでクリスについて「ヴォーカリストの中でも最も才能に恵まれたヴォーカリストだ」と称え、「俺たちと一緒に書いた曲を一緒に演奏できたことは本当にすごいことだったし、ものすごく楽しかったよ。また、いつかあんなことをやれたらいいなと思うよ」と語ったばかりだった。
なお、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンは2007年にコーチェラ・フェスティヴァルで再結成し、その後断続的にツアーとライヴを続けたが、11年のロサンゼルスでのレイジによるフェスティヴァル、LAライジングでのステージが最後のパフォーマンスとなっている。