おいおい、今年の10-FEETはどうなってるんだ!? 当サイトでもレポートしている通り、京都大作戦は今年も大成功。さらに、各地のフェスで大舞台に立ち、なかでもROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015のGRASS STAGE(クイックレポートはこちら→http://ro69.jp/quick/rijfes2015/detail/128546)、RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZOのSUN STAGEで大トリを務め上げる……いやいや、どうなってるも何も、10-FEETの人気と実力なら適齢期じゃない?と思う人もいるだろう。ちょっと考えてほしい。彼らの最新のオリジナルアルバムは、2012年9月にリリースされた『thread』。いつからか寡作に拍車が掛かってきた彼らだけれど、実に3年が経とうとしている。昨年コラボレーションアルバム『6-feat 2』とカヴァーアルバム『Re: 6-feat』をリリースしているとはいえ、新曲のリリースはかなりのご無沙汰だ。しかし、「見たい! 聴きたい! 歌いたい!」人は増える一方であるということが、冒頭に書いたフェスの状況に繋がっているのだろう。これは、彼らの「ライヴ中心の生活」が、スケールの大きい形で結実している証なのではないだろうか。リリースしてツアーを廻ってステップアップ、という真っ直ぐな進み方ではなくても、こういう場所に立つことができる――彼らはそれを体現しているのだと思う。時代性もあるとは思うけれど、それはただの偶然。だって彼らは、時代を予測できない10年以上前に、家にいる時間が殆どないほどツアーに明け暮れていたのだから。
とはいえ、そろそろ新曲が聴きたいというのも、正直なところ。彼らはそんな気持ちに応えるように、京都大作戦をはじめとしたフェスで、曲名も決まっていない未完成の新曲を披露している。何だか次作は、彼らが掲げてきた『OF THE KIDS, BY THE KIDS, FOR THE KIDS!』という言葉に繋がる作品になりそうだなあ……そんな妄想をしながら、最高潮に極まってリリースを迎える日を、気長に待っていたい。(高橋美穂)