モーターヘッド、活動40周年をロサンゼルス市議会が祝福

モーターヘッド、活動40周年をロサンゼルス市議会が祝福 - モーターヘッド『バッド・マジック』発売中モーターヘッド『バッド・マジック』発売中

見事フジロックにも降臨し、8月28日(金)に新作『バッド・マジック』をリリースしたモーターヘッドだが、8月26日にはロサンゼルス市議会でその功績と活動40周年記念を称える式典が行われた。

式はホセ・フイザール議員によって執り行われ、議員は「本日はここにモーターヘッドの活動40周年記念を称えます。これはロサンゼルスでの音楽を称えることであり、そしてその音楽の歴史におけるモーターヘッドの役割を確認することでもあります」と呼びかけた。

「今年はモーターヘッドの輝かしい40年目の活動を標すものであり、この偉業は2015年から2016年にかけて祝福されていくことになります。バンドはまた世界ツアーに乗り出し、彼らの演奏の音量がうるさすぎるというのであれば、それはあなたが年取り過ぎたということです」

「この40年間、このバンドはそのアーティスティックな強味のみに執着し、どの世代でも勃興する音楽的な流行やトレンドには目もくれず活動を追求してきました」

なお、モーターヘッドはイギリス出身のバンドなのになぜここまでロサンゼルスで称えられているのかというと、レミー・キルミスターがLA在住であることと、バンドがこれまでに何枚もLAで作品を制作しているからだという。さらにフイザール議員は元ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンがコラムで「レミーとモーターヘッド抜きにしては、ガンズ・アンド・ローゼズ、ニルヴァーナ、メタリカもなかった。以上」と言及したことについて触れ、ガンズとメタリカがLA出身のバンドであるからにはモーターヘッドもやはりLAの音楽を育んだバンドなのだと称えている。

こうしたフイザール議員の賛辞に対してレミーは次のように答えている。

「俺たちの誰もロサンゼルス出身ではないので、これは本当にすごい光栄だよ。(ドラムのミッキー・ディーは)スウェーデン人、(ギターのフィル・キャンベルは)ウェールズ人、俺はイングランド人だからね。こっちに移ってきたのはずっと昔のことだけど、すごい気に入ってるから、こうしてもらえることは本当に光栄なんだよ。どうもありがとう」

なお、バンドは北アメリカ・ツアーを敢行中だが、その後行われたユタ州ソルトレイクシティーのライヴは途中で中止となり、その後のコロラド州デンヴァー公演も中止となっている。どちらも高地のためレミーが高山病にかかったからだとのことだ。

ソルトレイクシティー公演では頭3曲の後にいったん演奏は中止となり、10分ほど間を置いた上で再演を試みたが結局、演奏を諦め、レミーは「みんな本当に悪いけど、俺、背中を痛めててさ、まじで痛いからこういう高地ではうまく呼吸ができないんだ。ほんと、まじでごめん」とステージから観客に謝罪したという。

デンヴァーでもやはり高地での空気の薄さが問題でレミーの具合が悪くなったとバンドはフェイスブックで明らかにしている。
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