ブラック・サバス、2016年1月から最後のツアーとなる「ジ・エンド・ツアー」を開始
2015.09.06 17:13
ブラック・サバスは来年1月からバンドにとって最後のツアーとなる「ジ・エンド・ツアー」に乗り出すことを明らかにしている。
バンドは次のようにツアーについての声明を発表している。
「ついにジ・エンドの始まりである。すべては50年近く前、雷の轟音と遠い鐘の音と大地を揺さぶる怪物のようなリフとともに始まった。それはこれまで誰も聴いたことがないほどヘヴィなロック・サウンドだった。
これがヘヴィ・メタルの生まれた瞬間であり、生み出したのはイギリスのバーミンガム出身の20代になったばかりの若いバンドだった。しかし、その史上最強のメタル・バンド、ブラック・サバスはこの最後のツアーによって、ついに終わろうとしているのである。
オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラーはブラック・サバスというとてつもない物語の最終巻を今締め括ろうとしているのだ。
ブラック・サバスのさよならツアーであるジ・エンド・ツアーは、2016年1月20日から幕を開け、目も眩むようなステージ・プロダクションでもって、これまでのどのツアーをも凌駕することを約束するという。
ツアーを終えた時、その時がまさにジ・エンドである。
ロックンロールの歴史における最も伝説的なバンドのひとつが完結するのである……」
オジー・オズボーンは今年4月の時点で、最後のツアーを来年敢行する予定が進んでいると明らかにしていた。
もともとブラック・サバスは今年の11月に幕張メッセで開催されるOzzfest Japan 2015出演が予定されていたが、その後ブラック・サバスの出演は中止になっている。Ozzfest Japanにはほかにオジー・アンド・フレンズ、KORN、エヴァネッセンス、ジェーンズ・アディクションらの出演が予定されている。
オジーは4月にブラック・サバスとしての今後の活動について次のように明らかにしていた。
「計画としては来年、ブラック・サバスとしての最後のツアーとアルバムをやろうと思うんだ。俺は活動をやめないよ……奥さんの浪費癖がひどくてやめようにもやめられないんだよ!」
ただし、アルバム制作には変更もありうるとオジーは次のようにも語っていた。
「俺たちはみんな今は違った国に住んでるし、仕事をしたいやつもいれば、したがってないやつもいるんだということだと思うな。でも、ツアーはもう1度やることになるよ」
「これで俺たちは最後の勝鬨を上げることになるよ。その先からはもうブラック・サバスはなしだよ。名前もすべて解散することにするから。みんなはもうツアーをやりたくないんだよ。それは俺にもわかるよ。でも、俺はこれが好きでしようがないんだ。だから、自分のソロは続けていくつもりだよ」
なお、ツアーは1月から北アメリカを回り、その後4月のオセアニア公演分までが発表されている。