【コラム】Q-MHz、1stアルバム『Q-MHz』で結晶したロック×ポップの化学反応とは?

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  • 【コラム】Q-MHz、1stアルバム『Q-MHz』で結晶したロック×ポップの化学反応とは? - 『Q-MHz』

    『Q-MHz』

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これはすごい。それこそこの「2010年代日本のスーパーグループ」と呼ぶべきプロデュースチームの結成&アルバムリリースの発表以来ずっと今作を待ち続けていた人も、1月27日のアルバム発売後にデイリーチャートで「Q-MHz」の名前を初めて目にした人も、およそ音楽が描き得る輝きの極致へと全力で手を伸ばす今作の楽曲とサウンドには、誰もが驚きと感激を禁じ得ないはずだ。『Q-MHz』とはそういうアルバムだ。

それぞれロック・J-POP・アニソン・アイドル・ゲーム音楽といった多彩なフィールドでその才能を発揮している4人のクリエイター:畑 亜貴、田代智一、黒須克彦、田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)によるプロデュースチーム「Q-MHz(キューメガヘルツ)」。アニメ『夜桜四重奏』のキャラソン&サントラアルバム『桜新町の鳴らし方。』に収録された“かしましかしまっ!”の共作をきっかけとして新たなチームを結成した4人の「より積極的に楽しめる音楽を作っていきたい」という想いを、Q-MHzの1stアルバム『Q-MHz』の10曲は真っ向から伝えてくる。下記のダイジェスト音源から、その輝きの断片だけでも感じていただけることと思う。

Q-MHz 1st Album「Q-MHz」ダイジェストその1(前半5曲のダイジェスト音源)

Q-MHz 1st Album「Q-MHz」ダイジェストその2(後半5曲のダイジェスト音源)

ヴォーカリストとして小松未可子/鈴木このみ/東山奈央/南條愛乃/LiSAといったアニソン&ガールズポップ界で熱視線を集めているアーティストを迎える一方で、 アレンジャーとして滝 善充(9mm Parabellum Bullet)/清水哲平/新井弘毅/齋藤真也/CHRYSANTHEMUM BRIDGE/牛尾憲輔/中西亮輔といった幅広い顔ぶれが実現、さらに城戸紘志(Dr)/三澤勝洸(G/パスピエ)/武田真治(Sax)をはじめとする辣腕プレイヤーが集結。これまで無数に行われてきた「ロックとポップの融合」というトライアルとその成果をも上書きするレベルの目映さを獲得するに至っている。

情熱に情熱を塗り重ねていくような極上のメロディと、歓喜のジェットコースターの如きアンサンブルからメロウな美麗バラードまで多彩なサウンドスケープを凝縮した今作から滲んでくるのは、4人が抱くロックとポップに対する愛情と、それゆえの批評精神だ。ロックはまだまだ楽しく開放的になれるんじゃないか? ポップスはもっと爆発力を獲得できるんじゃないか? 「ジャンルの垣根を越えているから面白い」といった次元に留まることなく、ロックとポップの粋を集めてさらなる高みを目指すにはどうすればいいか?――そんな不屈の探究心とロマンが、最高に美しくエモーショナルな形で結晶した今作『Q-MHz』。2016年の音楽シーンを語る上でも不可欠な1枚であることは間違いない。(高橋智樹)
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