「蟲ふるう夜に」としての最後の活動となるワンマンライヴ「ラストワンマンLIVE pupation」が、今月6日に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催された。ムシがサナギになる「蛹化」を意味する「pupation」をタイトルに冠した同公演では、8年間の「蟲ふるう夜に」の楽曲が時系列に披露された。

冒頭3曲では、結成当初の3ピースで蟻がBa.&Vo.として4年ぶりにステージに復活。3曲が終了すると蟻はステージを後にした。サポートメンバーに続き春輝（Ba.）が登場。客席から歓声が上がる中、白い衣装に着替えた蟻が再び登場し、“青の中の一つ”をパフォーマンス。アルバムの時代ごとに蟻のポエトリーリーディングを挟みながら展開された。“わたしが愛すべきわたしへ”で蟻（Vo.）は、「自分を愛し始めることで、自分の為ではなく人の為に曲を歌えるようになった」と語った。

1度だけ行なわれたMCで蟻は、8年間の思いを笑いと涙を交えながら語りかけ、「『蟲ふるう夜に』にはたくさんのことを教えてもらいました。腐らずあがく、そんなことを教えてもらいました。最後に『蟲ふるう夜に』にありがとうって言うわ」の言葉に、会場全体から「ありがとう！」と大きな声が上がった。「みんなで音楽しようか！『蟲ふるう夜に』しようか！」という蟻の言葉で“スターシーカー”、“私たちは今、命の上を歩いている”を披露。拍手が鳴りやまない中、メンバーが1人ずつステージを後にし、慎乃介（Gt.）が最後に作曲した“pupation”が流れるなか、自然と都会の対比される風景の中でサナギになるプロジェクションマッピングで同曲が表現された。その後、画面に「2016.6.4 mushifuru project 1st LIVE CONCERT HERE」というメッセージとエンドロールが流れた。

セットリストは以下の通り。

【セットリスト】
1. 僕たちは今、命の上を歩いている
2. 焼き付くその眼深く
3. 赤褐色の海
4. 青の中の一つ
5. クロイトモダチ
6. 犬
7. アヲイトリ
8. 明星
9. 蟲の声メドレー
(白の出会い～ふたつの旅立ち～幻水の都)
10. 一緒に逃げよう
11. 守るべきもの
12. ホウセキミライ
13. わたしが愛すべきわたしへ
14. 君という光、僕の走る道
15. それでも鳴らす
16. フェスティバル
17. スターシーカー
18. 私たちは今、命の上を歩いている
19. pupation

ライヴ情報は以下の通り。

●ライヴ情報
「mushifuru project 1st LIVE CONCERT」
日程：2016年6月4日（土）
OPEN 未定 / START 未定
会場：恵比寿 ザ・ガーデンルーム
プレミアムチケット先行販売（2016.2.6 蟲ふるう夜に ラストワンマンLIVE pupation LIVE音源付）：
http://shop.mushifuru.com