モーターヘッドのレミー・キルミスター、生前の行きつけの店で銅像建立計画進行中

モーターヘッドのレミー・キルミスター、生前の行きつけの店で銅像建立計画進行中

昨年末にがんが見つかって急死したモーターヘッドのレミー・キルミスターだが、レミーが常連だったロサンゼルスのレインボー・バー・アンド・グリルに等身大の銅像を建立する計画が明らかになっている。

レインボー・バー・アンド・グリルはハリウッドのサンセット大通り沿いにあり、70年代にはハリウッド・ヴァンパイアーズと呼ばれたアリス・クーパーを中心とするロック・アーティストの飲み仲間のたまり場となっていたことで有名で、キース・ムーン、ジョン・レノン、リンゴ・スター、ロバート・プラント、トミー・アイオミ、ガンズ・アンド・ローゼズの面々などがよく出没したことで知られている。ちなみに現ハリウッド・ヴァンパイアーズはこの飲み仲間のエピソードにちなんでアリスとジョニー・デップとジョー・ペリーがあらためて結成したユニットで、2月15日のグラミー賞授賞式ではレミーの追悼パフォーマンスを予定している。

近年、モーターヘッドがツアーに出ていない間はレミーの姿がレインボーでよく見かけられたことが有名で、ポーカーのテレビ・ゲーム機がお気に入りだったという。

レミーの死後、ファンの間で彼の銅像制作の話が持ち上がり、制作資金が資金調達サイトで募られていて、目標金額の1万9900ドル(約228万5300円)に対して現在1万8900ドル(約217万円)超が集まっている。店での銅像設置を認めたレインボー・バー・アンド・グリルのオーナーのマグリエリ家は、実際に達成した際の銅像の制作者としてアーティストのトラヴィス・ムーアを指名していて、ムーアは制作費以外の報酬は受け取らないことになっているという。

ムーアによると、レインボーのオーナーのミケアル・マグリエリとは家族ぐるみの付き合いをしていて、自身のアーティスト活動のパトロンとしてもさまざまなプロジェクトに出資している恩人なのだという。ちなみにマグリエリはあのウィスキー・ア・ゴーゴーの現オーナーでもあるとか。
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