ジャニス・ジョプリンが育った生家を業者が5300万円で売却希望

ジャニス・ジョプリンが育った生家を業者が5300万円で売却希望

ジャニス・ジョプリンがテキサスで少女時代を過ごした生家が売りに出されている。

ジャニスは1960年に大学に進学するまでの少女時代をテキサス州ポートアーサーで過ごしているが、その時の生家が売りに出されている。

この物件を手がけている不動産業者によると、ジャニスが住んでいた近辺で同規模の住宅はおよそ7万ドル(約742万円)から8万ドル(約848万円)の価格帯で取引されていて、特に今回の物件そのものについては公的機関による査定で5万2500ドル(約556万円)となっているという。しかし、この業者は寝室5室、バスルーム3室という間取りのこの物件を50万ドル(約5300万円)で売却したいとしていて差額は「有名人の家というプレミアだ」とニュース・サイトのSFゲイトに語っている。

ジャニスの遺品については昨年ジョニスが使っていたサイケ塗装を施したポルシェがオークションで172万ドル(約1億8232万円)という値をつけたことで話題になったが、ポートアーサーにあるガルフ・コースト博物館の館長、サラ・べリアンは今回の物件が業者の希望価格で取引されるとは思えないと次のように語っている。

「車とか持ち歩きのできる洋服などとは違って、家はその場所から動かせませんから。当然、その周辺の相場に合わせざるを得なくなります」

さらにベリアンは住宅はジャニスが住んでいた頃からは相当に手が入ってしまっていて歴史的価値もほとんど失われていることも指摘していて、当時の面影を残しているものはドアとドアノブくらいのものだと説明している。なお、ガルフ・コースト博物館ではジャニスの遺品を収蔵し展示しているが、この住宅に関しては購入をまったく考えなかったという。
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