エアロスミスのスティーヴン・タイラーは2017年にエアロスミスとしてのさよならツアーに乗り出すことになると語っている。ただ、スティーヴンは4月からどっちともとれる同じような発言を繰り返してきている。
7月15日にリリース予定のカントリー・アルバム『サムバディ・フロム・サムウェア』を引っ提げてソロ・ツアーに乗り出しているスティーヴンは、辛口トークで有名なハワード・スターンのラジオ番組に出演し、来年行われるエアロスミスとしてのツアーはさよならツアーになるはずだと語った。
「さよならツアーを乗り出すことになったんだけど、それも潮時だからっていうことだけだよ」
「このバンドについては本当に愛してるし、誰もが考えてるようなことはすべて握りつぶしていきたいくらいなんだけどね……っていうのも、いまだにオリジナル・メンバーで活動してるバンドはふたつあって、それが俺たちとストーンズなんだよね。それについては感謝してるんだよ」
スターンが本当にさよならツアーなのかと確認したところ、「そうだと思うよ、来年ね」とだけスティーヴンは答え、ジョー・ペリーがさよならツアー決行について知っているのかと訊かれると、それについては「うーん」とだけ答えたという。
なお、スティーヴンはこれまでも何度かこの話題について触れてきていて、メンバーの一部にはもうやめたがっている人もいるので来年が最後になるかもしれないと匂わせる発言してきている。4月には次のように語っていた。
「5月から8月まで俺のソロのライブ・ツアーがあるんだよ。それから2017年にエアロスミスとしてツアーに出るんだ。たぶんさよならツアーをやることになるんだよ。っていうかさ、オリジナル・メンバーがまだいるバンドってふたつくらいしかなくて、それが俺たちとストーンズなんだよ。そのことはすごく感謝してるんだよ。だから、さよならツアーをやることになるのか、その後もまたスタジオに入ってアルバムを作ることになるのか、それを見極めるのも楽しみにしてるんだよ」
また、ブラッド・ウィットフォードはラジオで「さよならツアーと呼べるような、見納めのツアーをやろうかという話はしてるんだよ。まあ、年齢の問題なんだよ。なんかしらのことは起きるわけだからね。俺たちのうちの誰かがこの先やれなくなるというのはもう避けられないことなんだから。だから、長めにお辞儀をして感謝して、優雅にやめるのもいいんじゃないかとね」と語っていた。
しかし、ジョーはそういう話は5年くらい前からバンドで話題になってきているが「とりあえず、さよならツアーは決定したということでは全然ないから」とこれまで語ってきている。
なお、バンドは秋からは南アメリカ・ツアーに乗り出すことにもなっている。