【完全レポ】ミュージシャン・藤原さくらの本領はこれだ――「若さ」と「渋さ」のワンマンライブを観た

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藤原さくらが、7月1日にワンマンツアー「『good morning』〜first verse〜」の東京公演をMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催した。RO69では、この模様を写真とレポートでお届けする。

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●セットリスト
1. Oh Boy!
2. Walking on the clouds
3. good morning
4. I wanna go out
5. maybe maybe
6. Cigarette butts
7. Give me a break
8. 愛の街
9. 1995
10. BABY
11. これから
12. 好きよ 好きよ 好きよ
13. Soup
14. Lucky boy
15. 「かわいい」
16. You and I

En1. 500マイル(弾き語り)
En2. We are You are


2月にリリースされた、藤原さくらのメジャーファーストフルアルバム『good morning』を引っ提げたワンマンツアー「『good morning』〜first verse〜」の東京公演がMt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで行われた。こじんまりしたアットホームな雰囲気が優しく漂う会場はもちろん満員。最近は月9ドラマ『ラヴソング』のヒロインというイメージが強い藤原だが、本公演のチケットはヒロイン抜擢前に販売されていたということもあり、会場に集まったファンは純粋に「ミュージシャン・藤原さくら」の歌声を求めてきたのだろう。そんな純度の高い期待に応えようと、最初から最後まで余すことなく魅了し尽くした極上の一夜だった。

中央に背の高い真っ白な椅子が置かれたステージに、バンドメンバーである平里修一(Dr)、池窪浩一(Gt)、大嵜慶子(Key)、岩崎なおみ(Ba)、そして最後に藤原が登場すると、 会場は温かい拍手で5人を迎えた。そして藤原が椅子に腰かけ、手にしたアコースティックギターで1曲目の“Oh Boy!”のイントロを撫でるように弾いて歌い出す……と、ピタっと止まり、真顔で一言、「間違えた」と漏らす。そんな彼女を、会場は温かい笑いと拍手でカバー。逆に良い具合に緊張感が溶けたようなリラックスした様子で、柔らかい朝陽を思わせる優しいメロディーに包まれる“good morning”やドラムのリズムが小気味よく体を揺らす“I wanna go out”を歌い上げていく。そしてドラマ出演発表前からこの日を待ち望んでいたファンへ「ここにいる人はずっとファンでいてくれている人達だと思います」と感謝を伝え、自室で夜に作曲していた際に起きた隣人とのトラブルがきっかけで朝に曲を作るようになって出来たという今作『good morning』の制作秘話も話しながら、落ち着いたトーンで言葉を発していく。その大人びた姿勢やスモーキーな声と流暢な英語の発音、音域を行き来する際に掠れる声から感じられる色気ひとつ取っても、20歳という年齢を全く感じさせない。続く“maybe maybe”や“Cigarette butts”のジャジーな雰囲気は、そんな彼女をさらに大人に見せた。

そして藤原によるバンドメンバー紹介を経て、インディーズ盤『full bloom』収録のナンバー“愛の街”を披露。MCでは地元・福岡から始まった本ツアーを振り返り、無事に成人した藤原の「打ち上げで飲む濁った日本酒は危険だということを学んだ」という話で会場は笑いに包まれた。そしてドラマ出演に関しては「昔からのファンの方のことは『保護者』と呼んでいて、そんな皆さんもあいつ演技できんの?と思っていたと思うんですけど。柴咲コウさんに続き、福山雅治さんの曲を歌うなんて、ねえ?(笑)。私もこんな人生を歩むなんて思っていなかったです」と素直な想いを打ち明け、劇中で歌った恋の歌“好きよ 好きよ 好きよ”、さらに主題歌の“Soup”を披露。好きな人を想う真っ直ぐで優しいラブソングを歌う姿から溢れる瑞々しさに、思わずくすぐったい気持ちになった。そんな若さと渋さの絶妙なバランスの取れた天性の歌声は、華やかな高音とサウンドでこの日一番の盛り上がりを見せた“「かわいい」”、「悩んでいる友人に向けて書いた曲」と紹介されたアルバムのラストを飾るバラード“You and I”に至るまで会場を心地好く包み続けた。

鳴り止まないアンコールに呼ばれて再度ステージに現れた藤原は、弾き語りで“500マイル”を歌い上げ、息継ぎひとつ聴き逃さぬようにと静まり返った会場に柔らかい手つきで弾かれる弦の響きと哀愁漂う切なげな歌声が響いた。そしてラストは再度バンド編成に戻り、藤原の「みなさん最後盛り上がっていけますかね?」の合図で“We are You are”を演奏! 会場いっぱいのハンドクラップに乗っかり、「やり切った!」という晴れやかな表情をしながらステージ前方で手を取りお辞儀をした5人に、この日一番の大きな拍手と喝采が贈られた。(峯岸 利恵)
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