【コラム】SPYAIR、次の夢=「東京ドーム」が鳴る新作、その名も『THIS IS HOW WE ROCK』!

【コラム】SPYAIR、次の夢=「東京ドーム」が鳴る新作、その名も『THIS IS HOW WE ROCK』! - 『THIS IS HOW WE ROCK』 発売中『THIS IS HOW WE ROCK』 発売中

いきなり率直に言わせてもらえば、SPYAIRは、本当に紆余曲折な歩みを経てきたし、いろいろな色眼鏡で見られることも多いと思う。しかし、芯にあるものは、デビュー当時から全く変わっていない。それは「冷静なビジョンと照れ臭いほどの情熱」だ。

7月13日にリリースされたニューシングル『THIS IS HOW WE ROCK』には、そんな彼ららしさが如実に表れている。これが俺たちのロックだ! と宣言するタイトルと、スタジアム級の会場が想起できるシンガロング。まさに、次の目標である「東京ドーム公演」を体現している。2013年にリリースされた3rdアルバム『MILLION』のジャケットに描かれた、たくさんのオーディエンスを湧き上がらせる状況を、夢ではなく現実に変えてきた彼ら。だからこそ、『THIS IS HOW WE ROCK』のスタジアム級のシンガロングも、きっと現実に変えてくれるのだろう。

ギラッギラのギターソロを弾くUZを筆頭に、4人全員がロックスターとして輝きながら、《壊れるまで 自由になるまで/常識ってやつを叩け/埃をかぶったこの世界/誇りを持って生きろよ》と、力強くエールを送る彼ら。「俺らについてこい」と言ってくれているような、逞しく華やかなロックバンドらしい楽曲だ。また、カップリングに収録されている“JUST ONE LIFE”と“U & I”のライブ音源(3月16日のNHKホールの模様)には、ファンとの近い距離感も焼き付けられている。捕えた未来と揺るがない今が聴こえる今作が、彼らの歴史の中で重要な一枚になることは間違いない。(高橋美穂)
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