今年3月末から全国36ヶ所を巡るツアーを敢行し、10月には初の武道館公演を控えるBLUE ENCOUNT。現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN 9月号』では、ツアー最終日となった彼らの地元・熊本B.9 V1公演に完全密着。バンドにとっても重要な「凱旋」となったライブの模様などを余す所なく伝えている。

本記事では会場入りから終演後の打ち上げまでたっぷり密着。故郷でのライブを前に気合と不安の入り混じった表情を見せるメンバーや、ライブ中に感極まり涙する田邊駿一（Vo・G）の姿を写真とともに詳細にレポートしている。

「音楽しかなかったの。だから決心した。届かねえんだったら届くまで、熊本のために届くまでバンドやってやろうって。そしたらみんな待っててくれた。俺、何やってたんだろうなって思ったよ」（田邊）

さらに終演後の打ち上げインタビューでは、BLUE ENCOUNTの恩人である熊本B.9店長の福田氏も登場。かつては逃げるように出てきたという地元への思いを赤裸々に語っている。

「やっぱ今回のファイナルをB.9にするのは、僕らん中で必然というか。（中略）ダメなところもいっぱいあるけど、紆余曲折したものが肯定された日だった」（田邊）

地元への複雑な思いと、それでも支えてくれる人々への思いをすべて注ぎ込んでみせたBLUE ENCOUNT。その運命の1日に迫った必読のテキストとなっている。

ROCKIN'ON JAPAN 2016年9月号
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143238