矢野顕子ドキュメンタリー映画に小田和正、YUKI、清水ミチコら著名人がコメント

矢野顕子ドキュメンタリー映画に小田和正、YUKI、清水ミチコら著名人がコメント

1992年に公開された矢野顕子のドキュメンタリーフィルム『SUPER FOLK SONG ~ピアノが愛した女。~』が、2017年1月6日(金)より15日間限定で公開される。

これは、ソロデビュー40周年を迎えたことを記念し、当時上映されたものにデジタル・リマスタリングを施して公開されるものとなる

同作に対し、あがた森魚、伊澤一葉、イッセー尾形、 小田和正、清水ミチコ、sébuhiroko / 世武裕子、テイトウワ、YUKI、ユザーン、吉本ばなな(五十音順)からコメントが寄せられている。

コメントは以下のとおり。

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【あがた森魚 コメント】
矢野顕子さんの朗んがらかな歌声にこんがらかっていたくなるよ。
失われた銀河への傲然たる望郷だな。
「ガールズ・ビー・アンビシャス」の前衛は
「禁断の惑星」のアルタと、ジャンヌ・ダークと、顕っ子ちゃんだよ!

【伊澤一葉 コメント】
ああ、ハーモニー 。。黄金の蔦が巻き付く。柔らかい音の景色が懐かしかった。
レコーディングの向き合い方が半端なくて途中、緊張してお腹いたくなりました
結局、中央線で泣く。
頭の中に残った音とこれから向き合おうと思いながら、ボーッと余韻に浸りながら、
電車に揺られて帰っている所です。
矢野顕子さんに感謝します。

【イッセー尾形 コメント】※92年の映画公開当時のコメント
自然でいることの偉大さ

【小田和正 コメント】
力のある人が、人前でその力を発揮しなかったり、できなかったりすることがよくある。「謙虚」なばかりに。僕は「謙虚」なのが本当に大好きだ。でもこの頃色々な人に、そんな謙虚さを傲慢に振り払って、これみよがしに、この世の中の真ん中に踊り出して欲しいとつくづく思う。この日本で。アッコちゃんは別に謙虚じゃない」と言うだろう。ただ僕は、彼女は、恐ろしいことに晩成型で、そんな彼女のお尻を叩くのは決して耳の達者な大向こうではなく、素朴な人たちのような気がする。だからこのFilmがそのきっかけになればいいと思う。「中央線」はほんとうに良かった。坂本君がどこかでニコニコ出て来ればいいのにと思ってしまった。ミーハーで申し訳ない。

【清水ミチコ コメント】
表現する事に白けて見えた友達に、この『SUPER FOLK SONG』のビデオを郵送したことがあります。
類い稀なる才能の持ち主である矢野さんですら、こんなに努力をしている。
これを見ると、ひたむきになれる事ほど、幸せな事はほかにないのではないかと思えてきます。
才能によらず、環境によらず、私たちは幸せになる義務があるのではなかろうかと。

【sébuhiroko / 世武裕子 コメント】
これをどうしても撮りたかった監督の気持ちが乗り移ったような気分で、食い入るように観ました。
私も早くピアノが弾きたい!とうずうずしながら。
余談ですが、矢野さんが踊るような音色で弾いていたあのピアノのフレーズの上で歌を歌うのは、こっそり試してみたけど、びっくりするくらい難しかったです。

【テイトウワ コメント】
スーパー・ジャーズ!人間国宝矢野顕子の映画完成

【YUKI コメント】
映像の中の彼女は、今お会いしている矢野さんと同じだ。ご自分の両手をぺちぺちと叩きながら、テープの残量を気にしながら、「もっと良くなるはずなのよ」と笑っている。彼女が一瞬考えてから真面目に言った、「私は私を信じてるの」。この言葉が彼女の全てだと思う。

【ユザーン コメント】
友人たちと集まって、この映画を鑑賞するだけの会を開いたことがあるくらい大好きな作品です。屈指の名盤ができあがる瞬間のヒリヒリするような空気を、ここまで克明にとらえた映像は他に見たことがありません。

【吉本ばなな コメント】
私はファンで、何回もライブを見ているのに矢野天才はいつもあの声のトーン(天国で奏でられる楽器の音色のような)によく似た金色のもやに包まれていてはっきりとは見えない。このフィルムを見て、その金のもやが真のきびしさからかもし出されていることを知った。だからこそ矢野天才の音楽は人の生きていく力のいちばん強く清らかな部分をゆさぶり続けるのだろう。
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映画情報は以下のとおり。

●映画情報
『SUPER FOLK SONG ~ピアノが愛した女。~』 [2017デジタル・リマスター版]、
新宿バルト9、梅田ブルク7、センチュリーシネマ(名古屋)、T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマ札幌ほか全国の劇場にて、
2017年1月6日(金)より15日間限定ロードショー
出演・演奏|矢野顕子
インタビュー出演|鈴木慶一/谷川俊太郎/糸井重里/三浦光紀/宮沢和史/David Rubinson(出演順)
監督|坂西伊作
撮影|夏野大介
1992年/日本/モノクロ/DCP/2ch/79分

全国共通劇場鑑賞券
前売券|¥1,900(税込)
当日窓口料金|¥2,300均一(税込)※各種割引なし
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