ジョージ・マイケル、生前に明かした素顔。1万字インタビューを掲載
2017.03.04 11:22
昨年12月25日に急逝したジョージ・マイケル。現在発売中の『ロッキング・オン』4月号には、ジョージ・マイケルが生前に語った1万字のインタビューが掲載されている。
2005年イギリスで劇場公開されたジョージ・マイケルのドキュメンタリー『素顔の告白』について、大々的に自分をさらけだすことに抵抗はなかったのかという問いにジョージは以下のように応えている。
「もちろん。製作はとっても大変だった。母の死、恋人であるアンセルモの死に触れる場面の時なんか特に。編集段階で、セクシュアリティーに関する部分を入れるかどうかも深く検討した。そういった部分を僕は公表したことがなかったから。でも周りの人たちに、『そうした目をつぶりたくなるような部分を除くと真実ではなくなる』と言われた。『つらいことが起こる、それが現実なんだ』って。だから勇気を振り絞ってそれを人に見せなければならない、と納得させられた。ファンはずっと僕を支えてきてくれたから、この映画を通じて多くのことを理解してくれると思うよ」
ファンでなくても、真実を語る内容は、見応えのあるものだという意見に対しては「誰が観ても見応えがある内容かもね。三流のゲイ・メロドラマみたいだから。僕の人生は極端なんだ。最高なことが起こり、最低などん底を体験し、でも全部真実で。加えて80年代を振り返るノスタルジアという観点からも楽しめると思う。アンドリューと僕が一緒にいるシーンも貴重だよね。『20年ずっと仲が良かった』と言うのは簡単だ。でも実際どうなのか、カメラの前で二人が一緒にいるのは現実味があると思うから。アンドリューが出演してくれたのも嬉しかった。彼は現在、音楽業界に一切関わりたくないようだから、あの部分も僕にとっては特別なんだ」と語った。
さらに、「人の期待に応えられなくなったらどうしよう」という恐怖におびえていたことや、ワム!のアイドル的な人気への意識、自分のルックスについて自信がなかったこと、アンドリューへの素直な尊敬の気持ちなどが赤裸々に語られたジョージ・マイケルの素顔に限りなく迫ったロング・インタビューとなっている。
『ロッキング・オン』4月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/143596