今年のコーチェラへのヘッドライナー出演を妊娠のために見送ったビヨンセだが、自ら立ち上げた女性に向けた奨学金制度がミシェル・オバマの称賛を呼んでいる。
ちょうど1年前にリリースした『レモネード』が絶賛を呼び、その後ビヨンセは「フォーメーション・ワールド・ツアー」にも10月まで乗り出していた。『レモネード』リリース1周年を記念して「FORMATION SCHOLARS」を設立し、果敢な姿勢で学業に取り組んでいる女子学生4名に対して今年の秋から1年間の学費を支援するという。
対象となる学校はバークリー音楽大学、ハワード大学、パーソンズ芸術大学、スペルマン大学で、これらの学校で芸術、音楽、文学、もしくはアフリカ系アメリカ人の歴史を学んでいる女子学生で、審査に合格した者に奨学金が支給されることになる。
もともと女子を鼓舞したり応援したりする楽曲を創作のひとつのテーマとしてきたビヨンセだが、『レモネード』はアフリカ系アメリカ人女性にとっての社会史を振り返る内容ともなっていた。同プロジェクトもその内容を反映していると思われる。元ファースト・レディのミシェル・オバマは今回のビヨンセの決断に対して次のようにツイートしている。
「ビヨンセ、あなたの力強い社会への貢献にはいつも触発されます。あなたはわたしたち全員にとってのひとつのお手本です。わたしたちの社会の若い女性たちに先行投資してくれて本当にありがとうございます」Always inspired by your powerful contributions @Beyonce. You are a role model for us all. Thank you for investing in our girls. 👑🐝 👑🐝 pic.twitter.com/kuXDdYz6JV
— Michelle Obama (@MichelleObama) 2017年4月26日
ミシェルも若い女性の教育支援活動に携わっていて、2015年には若年層の女性の教育機会を増やしていく支援活動を行う団体「レット・ガールズ・ラーン」を立ち上げ、35億ドル(約3885億円)もの資金を集めてくることにも成功しているとジ・インディペンデント紙が伝えている。