仮設トイレを使用しストーンヘンジを模したインスタレーションは2007年に出現。
一般のアカウントによりYouTubeに公開されている映像には、客たちがこのインスタレーションに自由によじ登ったり座り込んだりしている様子が映っている。
https://www.youtube.com/watch?v=zkH1KICHBq0
謎に包まれ神聖なものとして認識されている国家遺産、ストーンヘンジを仮設トイレで、しかもわざとらしい乱雑なレタリングでもって表したこのインスタレーションに、不快な顔をする客も多かったという。
英「ガーディアン」によると、バンクシー自身は「トイレット・ヘンジ」と呼ばれるこの作品について以下のような発言をしている。
「遺跡なんていうものはそもそもゴミみたいなものだ。でもこの作品は実際にゴミなんだよ」
後に、このインスタレーションを小規模にしたものがブリストル・ミュージアムの展示会で発表されたという。
ちなみにグラストンベリーの初期の1978年には、近くで行われていたストーンヘンジ・フリー・フェスティバルから客たちが流れてきたため、即席でグラストンベリーの3回目を開催している。
詳しくはこちらの記事より。
この他にも、「Beyonce's Tour Caravan」と書かれたピンクのバンの形をしたインスタレーションをキャンプエリアに置いてみたり、どこかの壁に「Due To Recession Festival Closes at 5PM Today」(不景気のためフェスは午後5時でおしまいです)と書いてみたり、2000年代前半に柵やフェンスを乗り越えての不法侵入が絶えなかったことを皮肉ってか、「It's a Wall Get Over It」(これは障壁だ。諦めろ)と落書きをしたりと、様々なグラフィティやインスタレーションを予告なしに登場させているようだ。
今年のグラストンベリー・フェスティバルは6月21日から開催となるが、グラストンベリーの会場におけるバンクシーの作品は2014年の「Sirens of the lambs」より発表されていない。
最近の作品では、ブレグジットをテーマにした大型グラフィティがイギリスのドーバーに突如出現したことが記憶に新しいが、グラストンベリーでも3年ぶりに何らかの作品が発表されることを期待したい。
なお、グラストンベリーでのこれらの作品に関してバンクシー本人が何らかの発表をすることはほぼないため、本記事で言及した作品がバンクシーを真似たアーティストによるものである可能性もゼロではないということを断っておく。