取材が行われたのは、レコーディング終了の2日後。音源完成後初となる全員インタビューでは、まず、これまでなぜフルアルバムを作らなかったのか? そして「Familia」という言葉への深い思い入れについて訊いている。ボーカル・ギターの片岡健太は以下のように語った。
「腹をくくれた。メンバーやスタッフを『家族だ』って思えたから、『Familia』ってタイトルでフルアルバムが作れた」(片岡)
「『泣き虫な一面もありますが、根性がないわけではないです。でも、たまに弱音吐きます』みたいな(笑)。嘘がないように自分たちを表現した」(片岡)
全14曲というフルボリュームであり、さらに、ファンクやシティポップなど、これまでにも増して振り幅の広いポップアルバムとなった今作。そのはみ出しっぷりを表現した撮り下ろし写真とともに、彼らの名刺となる1枚をひもとく、必読の記事だ。