40代も半ばに差しかかろうとする僕ですら、10代の頃に強烈に胸突き動かされた「ロックへの憧れ」に限りなく近い感情をBABYMETALに感じてきたが、フロアをぎっちり埋め尽くし歓喜の叫びを上げるティーンエイジャーにとっては、BABYMETALは紛れもなく、自らの情熱と衝動を衒いなく重ね託すことのできる「ロックそのもの」に違いない――ということが、2階席まで汗の匂いと熱量が伝わってくるほどの狂騒感からもびしびし伝わってきて、思わず目頭が熱くなってしまった。
BABYMETALと同じ時代を「同世代」として生きて、その音楽を全身全霊を傾けて真っ向から受け止めている10代のオーディエンスへの嫉妬を禁じ得なかった「金キツネ祭り」。この後も「5大キツネ祭り」は続くので、ネタバレ最小限で後日レポートします!(高橋智樹)