yuiがリスペクトするミュージシャンたちに自ら声をかけ、FLOWER FLOWERを結成したのが2013年。1stアルバムの衝撃は今なお鮮烈だが、その後yuiが結婚、出産を経験したあとも活動を継続。昨年リリースしたシングル『宝物』から約1年を経て、待望のニューシングル『マネキン』が届いた。発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号には、メンバー全員が集まっての初インタヴューが掲載されている。最新作の制作についてはもちろん、バンド結成当初から現在に至るまでの思いの変化にもスポットを当て、FLOWER FLOWERというバンドの成り立ちに迫ったテキストから、発言の一部をお送りします。
インタビュー=杉浦美恵
「(結成当初は)憤りみたいな、強い衝動を原動力にしてやってたような気がします。で、結婚とか出産を経験すると、それもだんだん落ち着いてくるかなと思ってたんですけど、むしろ今は前よりもエネルギーがあるかもしれない」(yui/Vo・G)
「いつも(yuiから)送られてきたデモを聴くと天才だなと思いますよ。今回はドラムとしてはいかようにもやれる曲でしたけど、メロディを壊さない形を心がけました」(sacchan/Dr)
「最初は手探り状態。でもみんなスキルがそれぞれにすごくあって、いろんなジャンルの曲ができるから。ただ、私の中では、固定概念みたいなものを壊して作りたいっていう思いが強かったんですね」(yui)
「僕はバンドは続けてなんぼみたいな価値観でいるので、まだまだアルバムに入ってないいろんなカラーの曲がいっぱいあって、これをもっと世間に出して、どういう反応が返ってくるかも知りたい。リスナーの方たちにも、こんな音楽の価値観もあるんだって思ってもらえたらいいなと思います」(mafumafu/B)
「今はこのメンバーで音を出しているのが楽しいし、何よりyuiが未来永劫歌い続けてほしいっていう気持ちでしかないというか。その側にいて一緒に音楽ができたら幸せだなって、ほんとそれだけですね」(mura☆jun/Key)