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    ア・トライブ・コールド・クエスト、9月の「ベスティヴァル」を最後に一旦解散か

    ア・トライブ・コールド・クエスト、9月の「ベスティヴァル」を最後に一旦解散か

    昨年3月にファイフ・ドーグが他界してからファイフとの最後の作品『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユアー・サービス』を引っ提げ、散発的にファイフ追悼ツアーを行っているア・トライブ・コールド・クエストだが、今後トライブとしての活動を終えることをほのめかしている。

    現在、トライブはQティップ、アリ・シャヒード・ムハマド、ジャロビ・ホワイトの3人で主にフェス出演からなるツアーを行っているが、7月30日にニューヨークで行われた「Panorama NYC Music Festival」に出演した際、Qティップはこれでニューヨークで行うライブは最後になると宣言したという。

    Beats, rhymes and life @atcq

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    また7月22日からロサンゼルスで行われた「FYF Fest 2017」でもQティップは同様の発言をステージで行っていて、「これが俺たちのトライブとしてのパフォーマンスとしてはLAで最後のものになるんだ。みんなわかっている通り、ファイフ・ドーグがまた別な使命に乗り出して行ったからなんだけどさ」と説明していた。

    今後、トライブは8月10日にコロラド州のレッドロックス野外劇場でのライブのほか、その週末にはサンフランシスコの「Outside Lands Music And Arts Festival 」、9月初旬にアイルランドの「エレクトリック・ピクニック」、その翌週には「ベスティヴァル」に出演して今回のツアーを終えることになっている。

    ただ、Qティップは昨年末の時点でトライブとしての活動を終えても形を変えて活動を継続していくつもりだと説明、トライブがようやく活動再開させて最新作『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユアー・サービス』を完成させていただけに、きっとファイフ・ドーグは残された自分たちが完全に活動を停止することは望んでいなかったはずだと次のように「BBCラジオ」のアニー・マックに語っている。

    「次の生まれ変わりを期待しててよ。俺たちは活動をやめるつもりはないし、それがファイフ・ドーグの仕事哲学だったからなんだ。『今回は絶対に作品を形にして活動を続けなきゃならないんだ』ってファイフは言ってたからね。そのままファイフは俺たちにどうやってやり続けるのかっていう課題も残してくれたわけで、それが俺たちには必要なことで、俺たちはそれを続けていくんだよ」
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