UVERworld、『SONGS』で600人限定の「男祭り」! 沸騰状態のスタジオライブに潜入取材

UVERworld、『SONGS』で600人限定の「男祭り」! 沸騰状態のスタジオライブに潜入取材
2017年7月24日、UVERworldが総合テレビ『SONGS』の収録を行った。8月31日のオンエアを前に、その模様を余すところなくお伝えする。


今回は特別企画として、彼らが定期的に開催してきた「男祭り」のNHK版とも呼べるスタジオライブが実現。男性ファン限定600人が集結したのだが、これは『SONGS』10年間の歴史において初の試みだ。「テレビで自分たちが本当に伝えたいこと、これまで築き上げてきたものが伝わるのだろうか」、本企画は、そんな懸念に対する番組側からの最大限の回答でもあるかのように感じられる。

UVERworld、『SONGS』で600人限定の「男祭り」! 沸騰状態のスタジオライブに潜入取材

ステージの前後を挟むように陣取った600人の男たちが、息を荒くしながらその時を待っていると、ついにSEが鳴りメンバーもオンステージ。「いこうぜ『SONGS』‼︎ たった45分、たった2700秒にすべてを懸けろー‼︎」とTAKUYA∞(Vo・Programming)が咆哮し、“ナノ・セカンド”が始まる。すると一瞬にしてスタジオは沸騰状態に。初っ端から耳が割れるような大合唱、コールの嵐が響き渡り、メンバーたちも普段のライブさながらの圧倒的熱量をこれでもかと放出していく。アルバムとしては約3年ぶりの超大作『TYCOON』を完成させ、キャリアの中でもおそらく今が史上最高最強のUVERworld、その本領のすさまじさに一瞬たじろいでしまった。

UVERworld、『SONGS』で600人限定の「男祭り」! 沸騰状態のスタジオライブに潜入取材

“7th Trigger”に続く“WE ARE GO”では、TAKUYA∞が舞台前方ギリギリまで迫り、ファンの拳を握ったり上に覆い被さる勢いで鬼気迫る熱唱を届ける。“DECIDED”の壮大なメロディがロックのカタルシスを体現した後、MCヘ。「男祭り in『SONGS』、ハンパじゃねえ‼︎
初めて300人キャパで男祭りをやって、2000人のZepp、10000人の武道館、12000人の横浜アリーナでやって、この間さいたまスーパーアリーナで23000人、日本で一番だとよ‼︎(男性限定ライブの動員数として)そしてNHK、『SONGS』が一緒になって放送してくれるって‼︎ 俺たちで掴み取った場所だろうー‼︎」(TAKUYA∞)。直後、《全部やって確かめりゃいいだろう》と“PRAYING RUN”を揺るぎない確信とともに披露した。

UVERworld、『SONGS』で600人限定の「男祭り」! 沸騰状態のスタジオライブに潜入取材
UVERworld、『SONGS』で600人限定の「男祭り」! 沸騰状態のスタジオライブに潜入取材
UVERworld、『SONGS』で600人限定の「男祭り」! 沸騰状態のスタジオライブに潜入取材

続いてファンひとりひとりと一騎打ちをするかのように“IMPACT”に全身全霊を捧げる。改めて「こういう由緒正しき場所で、みんなと一緒に自分たちの信じてきたものを撃ち出す空間を作れてるのがうれしい、本当にありがとう‼︎」(TAKUYA∞)と感謝を口にすると、“LONE WOLF”へ。BPMに頼らず、洗練の極致とも言える豊潤なサウンドで徐々に盛り上がりを加速し、万感のクライマックスに突入しながら、仲間たちへ向けた切実な想いが叫ばれる。600人はグッと胸を震わせているようだった。

UVERworld、『SONGS』で600人限定の「男祭り」! 沸騰状態のスタジオライブに潜入取材

いよいよ迎えた男祭りのラスト、ナンバーはやはり“MONDO PIECE”である。全員が肩を組み全力でシンガロングする絶景が、この場所で生み出されることにとてつもない感慨を抱かされた。「ありがとうございました‼︎ まだまだ観せたい景色があるんだ。みんなで迎えに行こうぜ‼︎ 新しい時代に足跡をつける俺たちがチームUVERworld‼︎ よろしく‼︎」とTAKUYA∞は最後に言ったのだった。

UVERworld、『SONGS』で600人限定の「男祭り」! 沸騰状態のスタジオライブに潜入取材

この日、ライブが始まる前のスタジオにはリンキン・パークの“New Divide”が流れていた。誰がセレクトしたのかはわからないけれど、それもあって、UVERworldが信じ続け、掴み取ったものの大きさや、《本当は10年先 20年だって一緒にいたい》(“MONDO PIECE”)というメッセージがよりドラマチックに聴こえた。バンドのすべてを丸ごとぶつけた今回の挑戦を経て、彼らはここからまた走り続ける。自分たちの世界を超えて広がる、それがUVERworldだからだ。(秋摩竜太郎)



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