Nothing's Carved In Stoneと、9mm Parabellum Bullet、THE BACK HORNによる3マンライブツアー「Pyramid ACT」。大阪は9mm、名古屋はバクホンがホストを務め、それぞれ「〜カオスの百年〜」、「〜KYO-MEI〜」と各々のバンドの企画名を冠してきたが、ファイナルのZepp Tokyo公演は、Nothing's Carved In Stoneがホストを務める「〜Hand In Hand〜」となった。
9mm菅原は「金字塔ってピラミッドって意味なんだって。つまり、でっかいものを作りあげるには、1人の力じゃできないってこと」、バクホン山田は「みんな大好きです。 今この時代を奏でているっていうことが共通点だし、好きの理由」とこの3バンドでやる意義を語る。NCIS村松は「ピラミッドの三角形の1つの角が9mm Parabellum Bullet、もう1つの角がTHE BACK HORN、もう1つの角がNothing's Carved In Stone。でもピラミッドって上から見たら四角形とも言えるんじゃないかと。その四角形のもう1つの角は誰か? ここにいるあなたたちでしょう」と自信に溢れて語る。また、なんでライブをするのか? お互いに好きなのか? について「俺たちは、今の自分が好きで、このステージを自分のものにして音を鳴らせるバンドだから、好きでいられるんだなって思いました」と、3ヶ所やってきて改めてこの3バンドの関係性の強さを語った。
3バンド全てが頂点で、ブレることのない各々の世界観を確立していて、でも全員、線で繋がって1つになれる、そんな熱い絆を感じた。プラス、お客さんも、3バンド全部が好きで、どのバンドの特徴もわかっていて、関係性も理解していて、全部で盛り上がっていて――。
同じ時代に生き、奏でるこの3バンドだからこそ、この素晴らしい空間が成り立つという確固たる理由がそこにはあったし、この3バンドとそのお客さんだからこそ、でっかい「ピラミッド」が作り上げられたと感じたライブだった。(中川志織)
【速報】NCIS、9mm、バクホン、観客のそれぞれが頂点に立つ「Pyramid ACT」ファイナルを観た
2017.09.15 09:15