リル・キム、ノトーリアス映画にご立腹

リル・キムは、1997年に銃殺された伝説的ラッパー=ノトーリアス・B.I.G.の生涯を描いた映画『Notorious』の中に登場する自身のキャラクター設定や描写について、とても不快に思っているとコメントした。

リル・キムが発表したコメントによると、彼女は映画の中の自身とノトーリアス・B.I.G.が築いた恋愛関係の描かれ方に不満があり、事実無根な箇所もたびたび見受けられるとのこと。

Associated Pressによると、リル・キムは「この映画の製作者たちは、自信に満ちた、魅力的で向上心のある人間である私の本当の姿ではなく、ただ単純に話を面白くするための“キャラクター”としてしか描いていない。当時の私たちの関係はとても複雑で、そういうのって誰でも経験があると思うけれど、それでも私たちはお互いを尊敬し、愛し合っていたのよ。この映画には話を成立させるための嘘や誤った描写がたくさんあるけれど、それでも私はノトーリアス・B.I.G.から教わったものを今後の作品に活かしていきたいと思っているわ」と語ったという。

一方で、ノトーリアス・B.I.G.の実母であるヴォレッタ・ウォレスは、映画はリル・キムに何の関係もないと主張。「これはリル・キムの映画じゃないわ。クリストファー・ウォレス(ノトーリアス・B.I.G.の本名)の映画よ。リル・キムとは関係がないから、彼女が不満で気分を害したとしても、それは彼女自身の問題よ」とコメントしている。

1997年に銃殺されたノトーリアス・B.I.G.の生涯を描いた『Notorious』は、アメリカで今週末に公開される。

(c) NME.COM / IPC Media 2008/ 2009
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