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    デイヴ・グロール、テイラー・ホーキンスをバンドに引き入れるのは忍びなかった? 加入の経緯を明かす

    デイヴ・グロール、テイラー・ホーキンスをバンドに引き入れるのは忍びなかった? 加入の経緯を明かす - Foo Fighters photo by Brantley GutierrezFoo Fighters photo by Brantley Gutierrez

    現地時間10月7日にはバンド史上最大級のリリース・イベント兼フェスティバルの「CAL JAM」、10月12日からはニュー・アルバム『コンクリート・アンド・ゴールド』を引っ提げた北米ツアーに乗り出すフー・ファイターズだが、テイラー・ホーキンスとデイヴ・グロールが「Radio X」のクリス・モイルズの番組に出演し、テイラーの加入の経緯を振り返っている。


    2人は1997年にテイラーが加入した際のエピソードを語っており、1stアルバムの時点からフー・ファイターズを気に入っていたというテイラーは「デイヴに電話をかけたんだよ。『ドラマーを探してるって聞いたんだけど』って話すと『そうなんだよ、誰がいい奴いない?』とか言われちゃってさ」と肩すかしを食らったことを明かしている。

    これに対しデイヴは、すでに成功していたテイラーを引き込むわけにはいかなかったと次のように説明している。

    「テイラーは当時、アラニス・モリセットのドラマーをやってた。世界中どこへ行ってもライブは完売って感じだったんだよ。俺としては、フー・ファイターズでドラムをやってもらうなんてテイラーにとっては仕事として格下げになるかなって思ってたんだよ。(中略)アラニスのご一行は世界中のスタジアムで売切れになってるのに、フー・ファイターズなんかアストリア程度の会場(2000人規模)で火曜日にくらいしかライブをやらせてもらえないってレベルでね。そんなバンドに入りたがるわけないだろっていう」

    Foo Fighters - Learn To Fly

    デイヴはさらに、テイラーがまさかフー・ファイターズに加入したいと考えているなどとは思いもしなかったと明かす。

    「だから、俺はテイラーに対して、誰がいい奴知らない? いたら教えてくれる? って聞いたわけで、少なくともどこかのドラマーを引っこ抜いてくるつもりなんか毛頭なかったんだよ」

    そしてその後、テイラーがデイヴからバンドに参加してほしいと正式に連絡を受けた時、ちょうどお気に入りの映画である『ショーガール』(暴力的かつ性的なシーンが過激であるため、1995年の公開当時物議を醸していた)を観ていたことを鮮明に覚えていると、次のように説明している。

    「当時のガールフレンドと一緒に『ショーガール』を観てたら、ちょうどデイヴから電話があったんだ。『きみ、フー・ファイターズの一員になったから』って言われてさ。そのふたつが俺の記憶の中では永遠に繋がったまんまなんだよ(笑)。すごいだろ? あの日は完璧な1日だったな」
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