ミュージシャンがライブ中に負ったクレイジーな怪我5つ。バンドの独自性につながったものも
2019.05.03 12:00
ステージで激しいパフォーマンスを繰り広げるミュージシャンは、時にステージから落ちたり、客席から物が飛んできたりして怪我を負うことがある。そんな、ミュージシャンがライブ中に負ったクレイジーな怪我を「KERRANG!」がまとめている。
シド・ウィルソン(スリップノット)
2008年にスリップノットがライブで“Disasterpiece”を演奏中に、DJのシド・ウィルソンがステージから15フィート(約4.5メートル)下に飛び降り、かかとで着地したため両足を骨折してしまった。しかし、シドは骨折した足を引きずりながらステージに戻り、かろうじて立った状態で最後までセットをこなしたという。
クリス・ノヴォセリック(ニルヴァーナ)
1992年にMTVビデオ・ミュージック・アワードでニルヴァーナが演奏した際、クリス・ノヴォセリック がベースを宙に放り投げたが、キャッチできずに顔を直撃。大丈夫だと言うクリスを残して救急隊員が去った後、クイーンのブライアン・メイがクリスにシャンパンのグラスを差し出したという。
エース・フレーリー(キッス)
1976年にキッスがフロリダで行ったライブで、ギタリストのエース・フレーリーがギターを抱えて階段を降りる時、金属製の手すりをつかんだところ、手すりに電流が流れて感電してしまうアクシデントが発生。すぐに手すりから手を離したため、弾き飛ばされただけで、感電死は免れた。エースはライブを最後までこなし、その経験について書いた曲が次のアルバムに収録された。
トニー・アイオミ(ブラック・サバス)
17歳の時に板金工場で働いていたブラック・サバスのトニー・アイオミは、機械で指先2本を切り落とす事故に見舞われてしまった。二度とギターは弾けないと言われたが、トニーは指抜きや蝋、自分のジャケットの皮を利用して指先を補う装具を作り、演奏を続けたという。その結果、チョーキングなどのテクニックを容易にするため、弦の張りを緩めてキーを下げてチューニングする技法を身につけ、それがブラック・サバス独特のゴロゴロ鳴るようなギターサウンドにつながったという。
デイヴ・グロール(フー・ファイターズ)
2015年にフー・ファイターズがスウェーデンでライブを行った際、デイヴが観客に向かって「脚を骨折したみたいだ」と告げ、1時間後にストレッチャーに乗ってステージにカム・バック。そして、2018年にバンドが再びスウェーデンに戻って来た時には、その事故を自虐ネタにして、ライブ開始時にデイヴのソックリさんがステージから落ちるドッキリを仕掛けていた。
また、デイヴは左腕の手術を受けたため、現地時間2月15日、16日に開催を予定だったニューオリンズ公演の延期していたが今はもちろん、回復している。