マリリン・マンソン、10枚目となる新作を語る。あの過激なMVや、幻の「トランプ批判」映像の真意とは

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さらに、“Revelation #12”が「ヨハネの黙示録」の最終章について触れているのではないかというインタビュアーからの指摘に対しては聖書と必要以上に関連付けられることを嫌がりつつ、次のようにソーシャル・メディア批判をほのめかしている。

まあ、確かに昨今の世の中はちょっと終末的で黙示録的なところもあるけど、実際問題としては世の中は聖書が成立して以来、ずっと終末を迎え続けてるだけのことなんだよ。

ただ、断っておくと、この曲のタイトルは“Revelation #12”であって、「Revelations(黙示録)」ではない。むしろ、ザ・ビートルズへのちょっとしたオマージュになっているんだよ、“Revolution #9”のね。

それと、(SNSの)ハッシュタグの無効化に賛同するものでもあるんだ。つまり、「#」は番号記号であって、なおかつ、電話機のシャープ・ボタンであって、それは永遠に変わらないってこと。これは「ハッシュタグ」なんかじゃないんだ。


Marilyn Manson - The Fight Song

そしてこの後、ザ・ビートルズについても以下のように語っている。

『ホーリー・ウッド~イン・ザ・シャドウ・オブ・ザ・ヴァリー・オブ・デス』はいろんな意味でビートルズに触発された作品だったんだよ。ジョン・レノンは俺の人生に本当にいろんな意味で影響をもたらしたんだけど、まだ幼くて自分でもわかってなかったんだ。

『ホワイト・アルバム(ザ・ビートルズ)』はうちの母親の一番好きなアルバムで、8トラック・テープしか持ってなくてそれで聴いてた。ただ、母は『ホワイト・アルバム』(2枚組作品)の2枚目の方をなくしてたから、1枚目しか聴いたことがなかったんだよね。




なお、マリリンはこのインタビューの中で、新作『ヘヴン・アップサイド・ダウン』について、この新作を形にするまでは『ホーリー・ウッド~』が自分の作品では最も緻密で周到に作り上げた作品だと思っていたとも明かしている。

2015年の『ザ・ペイル・エンペラー』以来2年ぶり、10枚目のオリジナル・アルバムとなる『ヘヴン・アップサイド・ダウン』のトラックリストは以下。

1. Revelation #12
2. Tattooed in Reverse
3. WE KNOW WHERE YOU FUCKING LIVE
4. SAY10
5. KILL4ME
6. Saturnalia
7. JE$U$ CRI$IS
8. Blood Honey
9. Heaven Upside Down
10. Threats of Romance
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