生きてる実感を得られずひとり泣き叫んでいた死に物狂いの爆発力は昔のまま、当時の自分に語りかけるような年輪も感じさせ、そんな自分だからこそ紡げる人とのつながりもすごいあったかさで伝わってきたし、それは実際ステージと客席の絆という形で体現されていた。
2004年、第一回夕焼け目撃者で松田晋二(Dr)は「いい音楽人生をともに歩みましょう!」と言ってたけどその通りになってるし、こんな歩み方をしてきたバンドはいないよねと思う。
アンコールが終わった時、ほかのメンバーは立ち去ろうとしてるのに山田将司(Vo)がなかなかマイクを手放さないなと思ったら、なんと「もう1曲やっか!」だって。そういう一夜だったのだ。
ベスト盤を出し、その記念ライブとして今日を迎え、「マニアックヘブンツアー」が終わればいよいよ20周年本番イヤー。ここからさらに盛り上がっていってくれるだろう! (秋摩竜太郎)