デーモン・アルバーン、ポール・シムノン(元ザ・クラッシュ)、サイモン・トング(元ザ・ヴァーヴ)、そしてトニー・アレンからなるスーパーグループ、ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンが2007年の1stアルバム以来となる新作の制作に動き出したようだ。プロデューサーにはトニー・ヴィスコンティを迎えているのだという。
「NME」によると、デーモン・アルバーンがApple Musicのラジオ番組「Beats 1」のインタビューに答えた際、ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンの新作をレコーディング中であることを明かしたのだという。
The Good, The Bad and The Queen - Kingdom Of Doom
デーモン・アルバーンは2014年の時点で「Q」誌に対し、「ブレグジットに影響を受けて」ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンの新作に着手し始め、「すべての楽曲を書き終えている」と話していた。
この度デーモンは「Beats 1」に対し、同新作のプロデューサーにトニー・ヴィスコンティを迎えたことが「とても啓発的で刺激的」なことであるとし、新作の作風についても以下のように語ったという。
(新作は)北イングランドへ向けた叙情歌なんだ。奇妙な形でのね。土地に例えると(イングランド北西部の)ブラックプールだね。スター・ゲートとアンクル・トムズ・キャビン(ダブリンにある老舗パブ)の間に位置している。まあ、地理的な位置関係をはっきりさせたいならそういうことだね。
さらに、新作の制作状況についても以下のように明かしている。
ほとんどの曲ができていて、バック・トラックの音もレコーディングできているんだけど、今はそこに感情を込めているところなんだ。大体は説明できる段階まで来ているんだけど、まだ明快ではない状態だね。
ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーンは2007年に1stアルバムをリリースして以来、長年の間目立った活動は行っていなかった。