Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た
「2017年11月8日21:00〜」というスタート時間と「距離をなくせ。」などといったキーワード以外は内容が伏せられたまま当日を迎えた、docomo×Perfumeによるコラボレーションプロジェクト「docomo FUTURE-EXPERIMENT VOL.01距離をなくせ。」。

東京にひとり残ったあ〜ちゃんと、ロンドンにいるかしゆか、ニューヨークにいるのっち。17年にわたるキャリアの中でPerfumeが初めて、それぞれ「ひとり」で行うパフォーマンスを複数のカメラで撮影。その映像が、NTTドコモの第5世代移動通信システム「5G」の実験回線と超高臨場感メディア同期技術「Advanced MMT」によって、リアルタイムで「3人」のダンスアクトとして合成され構築されていく――というハイパーな映像体験に、多くの方が驚愕し感激したことと思う。
Perfumeだからこそ実現し得た、まさしく前人未到のポップアドベンチャーだった。


その「FUTURE-EXPERIMENT VOL.01距離をなくせ。」の模様を今回、実際にプロジェクトの会場で目撃することができた。

新宿パークタワー内のパークタワーホールに招待されたファンクラブ「P.T.A.」会員約50名も緊張の面持ちで見守る中、モニターに流れるオープニング映像に続けて、ホール中央の三角錐型セットであ〜ちゃんがスタンバイ。このプロジェクトのために中田ヤスタカが書き下ろした新曲“FUSION”を鮮烈なダンスアクトで体現していく――かしゆかものっちも不在、会場ではあ〜ちゃんだけがダンスを繰り広げているという状況に、会場の緊迫感はより高まっていく。

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

実際にはこの時、特設サイトではかしゆか&のっちのアクトとリアルタイムでスイッチング/合成された「3人のPerfume」の映像が配信されていたのだが、パフォーマンスが始まった段階では「現場」ではその様子は流れておらず、切れ味鋭いあ〜ちゃん「ひとり」のダンスを目撃することになったのである。

楽曲の途中で、三角錐セットの両脇に設置された逆三角錐型オブジェのスクリーンに、同じく三角錐セットの中で華麗なダンスを展開するかしゆか&のっちが映し出されたことで、世界3都市で未知のトライアルを行う「Perfumeの3人」が感じられて、会場にはようやく安堵と歓喜の空気が広がっていた。

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

パフォーマンスの後は「3人」でのトークセッション。先端技術で合成されたパフォーマンス映像での3人とは異なり、中継でつながっているかしゆか&のっちの映像&音声と、東京で目の前で話しているあ〜ちゃんとの間には当然、1万km分のタイムラグが発生する。「3人合わせて、Perfumeです!」の挨拶がズレまくって、「駆け出しのアイドルみたい。組まされた!っていうような感じのね、事務所の都合で(笑)」と会場を沸かせるあ〜ちゃんの姿からも、3人が途方もない距離を超えて今このプロジェクトに臨んでいることがリアルに伝わってくる(その後、時差のズレを計算に入れて改めて「Perfumeです!」をジャストに決めていた)。

Perfumeが初めて「ひとり」で描いた「3人」の進化と絆。世界をつなぐdocomoとのコラボを「現場」で観た

「やっぱり『ひとり』って、こんなに不安になるんだなって。『横を見れば安心する』っていう気持ちが、いつも無意識にあったんだなっていうのを実感しました。でもその分、離れているからこそ強くなろうって」(かしゆか)

「『ニューヨーク行きの飛行機の中で何の映画観た?』って話をするふたりがいないのは、すごく不思議な感じで。でも、3人でリハーサルした三角形のオブジェの中に入ったら、3人でいるような気がして……普段は肌で感じてるふたりの空気を、感覚で感じるっていう」(のっち)

そんなふたりの言葉を受けて、「離れとったらこんなに難しいもんなんじゃ!って……一緒におれることが当たり前じゃないし、感謝せにゃいけんなあと思って」とあ〜ちゃん。「自分のパフォーマンスは、ふたりがあってやっと舞台に立てるって思った。私をステージに立たせてくれて、ありがとう」――目を潤ませながら語るあ〜ちゃんの佇まいから、最先端のアクトを成功させたPerfumeの進化と、それを実現させる3人の絆がくっきりと浮かび上がってきて、思わず胸が熱くなった。

ここであ〜ちゃん含め「3人」が一時退場、メンバーおよび会場の「P.T.A.」オーディエンスによる映像プレイバック視聴タイムを経て「3人」が再び登場。あ〜ちゃんは「本当に細かくやってた分、私たち的には『あ〜、お腹もうちょっと折るんだった!』とか思っちゃうんだけど……」と厳しめに振り返っていたが、「大きなハプニングもなく無事に放送ができたっていうことがわかって、本当によかったです!」という言葉に会場から沸き起こる拍手が、この場に集まった全員の高揚感を如実に物語っていた。

「離れていてもつながっているし、そばにいるっていうのを、今回通して実感して。さらにPerfumeが強くなった気がします。もっといろんなことに挑戦したいと思いました」とかしゆか。「リハーサルでやったのとは全然違う――『3人が一緒にいる』って初めて思えて。なんか、今回のプロジェクトは本当にすごいことなんだなあって思いました。鳥肌立って、びっくりしました。いたね、3人一緒に!」とのっち。「のっち、20何時間寝てないって聞きました。あんた、寝にゃあいけん人じゃけんさあ(笑)。ふたりとも、遠いところ行ってくれてありがとうね!」とかしゆか&のっちを労うあ〜ちゃん。Perfumeにしか生み出せないポップの磁場が、いよいよ途方もないスケールを獲得するに至った――その決定的瞬間と呼ぶべき、珠玉の一夜だった。(高橋智樹)

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