今年1月にニュー・アルバム『アイ・シー・ユー』をリリースし、来年2月には過去最大規模となる単独来日ツアーを行うザ・エックス・エックス。
アルバムを引っ提げ世界を飛び回っている彼らだが、『ロッキング・オン』1月号には、アメリカ・ツアー中のバンドよりメンバーのロミー・マドリー・クロフトに行ったインタビューを掲載している。
主に自分たちの代表曲がどう生まれたかを振り返っている今回のインタビューの中で、ロミーは「最もメインストリームの王道ポップスに近いと思われる」“Angels”についての以下のようなエピソードを語っている。
“エンジェルス”は個人的に一番好きな曲のひとつで、さらに演奏するのが一番好きな曲のひとつでもあって。何だろう、夢心地というか、そういう状態で書いたんじゃないかって気がする。かなり深夜に書いて、起きてみたらすっかり書き上がっていて、でも書いたことは覚えてなくて、魔法でも使ったのかなっていう感じだった。
この曲をライヴで演奏する時は、サビの部分は《love》って言葉の繰り返しが多いから、どの国でも、どの言葉を話す人でも、たいていわたしと一緒に歌ってくれて、それは本当に特別なことで、この曲でショウを締めくくるというのは、愛のメッセージで終えることだから、素敵なことだと思ってる。
また、最新作『アイ・シー・ユー』収録の“On Hold”や“I Dare You”でも描いている、このアルバムにおける「若さ」が何を象徴しているかという問いには以下のように答える。
2枚目の頃はまだ22歳とか23歳とかそのくらいだったけど、たぶん年齢よりも上に見えていたんじゃないかと思う。キリッとしてるというか、シリアスというか、実際そう見えるような格好をしていたし、カメラを向けられるのも苦手だった。今回はもっと、自分達の若者らしい一面を見せたかったの。まだ結構若いし、楽しいことも大好きで、実はそんなに真面目でもないしね。そういう陽気な部分を描きたいなって。
さらに、インタビューでは他のアーティストによる究極のラブソングを挙げていたり、作曲を学ぶためにライアン・テダーなどが参加したポップ・ソング・セッションを体験したことなども語られている。ぜひ本誌を読み込んで来日公演に備えてほしい。
『ロッキング・オン』1月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/144146