【ホラーだより】冬こそ死ぬほど恐い映画を観よう! おすすめホラー映画5作をご紹介

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新年最初の「ホラーだより」では、この冬公開の良質なホラー映画をご紹介。

夏とは違い、冬に公開されるホラー映画には精神的に追い詰められるシリアスな作品が多いことが特徴的だ。今年の冬もハリウッドからインディペンデントまで、シビアに作り込まれた良作が揃い踏み。中でもおすすめの5本を選出した。


『フラットライナーズ』12月22日より公開中



1990年製作の同名ホラーのリメイク作。90年作の『フラットライナーズ』はジュリア・ロバーツとキーファー・サザーランド、そしてケヴィン・ベーコンというキャスティングだったが、今回はエレン・ペイジ主演でディエゴ・ルナ(『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』)らが共演している。

医大生が臨死実験によって死後の世界を体験、それがどんどんエスカレートしていき……というストーリーラインはオリジナル版と変わりないものの、27年を経てリアリティは格段にアップ、ホラー要素も強くなっている。

オリジナル版でエレン・ペイジの役を担っていたキーファー・サザーランドが医大の教授役として良い味を出している、というオマケもある。オリジナル版と同じく、マイケル・ダグラスが製作陣に名を連ねているところもポイントだ。

『ブリムストーン』1月6日公開



ダコタ・ファニングとガイ・ピアース共演の西部劇スリラー。
ある小さな村を舞台に、ダコタ・ファニングが口の利けない助産師リズを、ガイ・ピアースが謎に満ちた屈強な牧師を演じる。

リズの「罪を罰する」ために村にやってきた、という牧師の暴力描写は美しい映像とは裏腹に非常に残酷で、リズの愛する者たちが無慈悲に傷つけられていく様がショッキングな一作だ。

リズが過去に犯したという「罪」とは一体何なのかーー。子役時代からシリアスな作品も難なく熟してきたベテラン、ダコタ・ファニングの頼もしい演技力が光る。

『スキン・コレクター』1月17日公開



この冬の異色ホラー『スキン・コレクター』は、全身の皮膚が白化してポロポロと剥がれ落ちていく奇病に侵された、ある美しい女性の哀しい物語だ。

今夏の『アンシーン 見えざる者』然り、奇病系のホラー映画はありがちではあるものの、本作は女性の美への追求心が生む狂気の恐ろしさが味わえる、一癖孕んだ意欲作だ。

ドイツ・カナダ合作で本国では高評価を得た本作だが、日本では1月17日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」にて上映を予定している。

『ドント・イット』1月27日公開



数々の国際映画祭で絶賛を受けた新感覚のオカルト・ホラー、『ドント・イット』。
「幽霊よりもモンスターよりも一番怖いのは結局人間!」系のホラーだが、強烈なオカルト信者のジョセフ・ソロモンが仕掛ける精神的・肉体的抑圧が頭ひとつ抜けた怖さを醸している。

息子を殺されたソフィアが黒魔術を使って息子の霊との交信を試みるという、一見するとチープなオカルト映画のよくある設定ではあるのだが、密室の家で展開する人間同士の恐怖体験は他のオカルト・ホラー映画と一線を画している。

終盤にはソフィアの真の目的が明らかになるというサプライズも用意された、この冬おすすめの良作。

『アニマルズ 愛のケダモノ』2月6日公開



今冬の一押しホラーは、オーストラリア映画『アニマルズ 愛のケダモノ』だ。

連続女子高生監禁殺人犯の中年夫婦が繰り広げる凶行、というテーマだけですでに戦慄モノだが、この夫婦も誘拐される女子高生も、そして監禁されるカップルの家も、すべてがとにかくリアル。本作の舞台は1987年だが、1986年にオーストラリアで起こった実際の事件、「バーニー事件」が基になっており、バーニー夫婦のヴィジュアルもリアルに再現されている。

暴力的で自分本位なジョンと、ジョンを狂気的に愛するエヴリンに弄ばれ続ける女子高生ヴィッキー。ジョンに力では抗うことのできないヴィッキーだったが、それまで危うい愛で繋がっていたカップルの間に嫉妬が生まれた時、ヴィッキーはそれを巧みに利用しようと足掻き始め、残酷な心理戦が幕を開けるーー。

オーストラリア・アカデミー賞で9部門にノミネートされた他、ヴェネチア国際映画祭でも主演女優賞にノミネートされるなど、各国の映画界で高い評価を獲得した注目の一作。

『スキン・コレクター』と同じく、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」にて来月から上映予定。映画ファン必見の傑作だ。



すでに公開中のものから来月公開予定のものまで、ぜひ鑑賞していただきたい5本の作品を紹介した。寒さ深まるこの時期、暖かい映画館でホラーに震えてみてはいかがだろうか。(滑石蒼)
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