ロード、「州法違反」としてフロリダ公演に中止要請。昨年のイスラエル公演の中止決定が飛び火

ロード、「州法違反」としてフロリダ公演に中止要請。昨年のイスラエル公演の中止決定が飛び火

反イスラエル運動BDSなどからの公演中止要請を受け、今年の6月に予定していたイスラエル公演を熟慮の末に中止したロードだが、今回新たに4月のフロリダ公演が中止に追い込まれようとしている。

これはフロリダ州の州法により「反イスラエル団体との100万ドル以上の取引」が禁止されているため、フロリダ州議会がロードの公演催行に反対の声を挙げたことが理由となっている。

フロリダの地元メディア「Florida Today」によると、反イスラエル団体の声を汲みイスラエル公演の中止を決定した時点でロードは「反イスラエル団体の一員」とみなされており、一員とみなされた人物はフロリダ州政府との商取引ができなくなるのだという。

ロードのフロリダ公演中止への反対の声を挙げた州議会議員のランディ・ファインは、今回の件に関して以下のようなコメントを発表している。

侮辱的、差別的な発言を含め、米国における発言の自由には多いに賛同しています。しかし、(差別的な)憎しみがもとになったビジネスを宣伝するために(フロリダ)州政府を利用する権利は誰にもありません。

この(ロードとの)商取引が停止されたという知らせを受ける日を、心待ちにしています。


なお、先日にはロードのイスラエル公演の中止を受け、イスラエル人のロードのファンがニュージーランド在住の反イスラエル活動家の女性2人に対し訴訟を起こすという出来事もあった。

イスラエル公演の中止を発表して以降この件はさまざまな議論に発展しているが、ロード自身は中止の発表以降公式コメントは発表していない。
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