2007年のベスト・アルバムを海外の各音楽雑誌が発表

12月も半ばを過ぎ、2007年も残すところ約2週間。海外の各音楽雑誌が、続々と2007年のアルバム・ベストを発表している。

まず、イギリスの音楽シーンの動向に大きな影響をもたらす音楽誌『NME』が最新号(2007年12月15日号)で2007年度ベスト・アルバム50を発表。上位3アルバムは下記のとおり。
<NME BEST OF 2007/Album Of The Year>
1.『近未来の神話』クラクソンズ
2.『フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー』アークティック・モンキーズ
3.『イン・レインボウズ』レディオヘッド

イギリスの老舗音楽雑誌で、クラシック・ロックからアップ・トゥ・デートな音楽シーンまでを広く深く掘り下げる人気月刊誌『MOJO』が最新号(2008年1月号)で発表したアルバム・オブ・ザ・イヤーの上位3作品は下記のとおり。
<MOJO The Class Of 2007/Album Of The Year>
1.『イン・レインボウズ』レディオヘッド
2.『ネオン・バイブル』アーケイド・ファイア
3.『マジック』ブルース・スプリングスティーン

一方、アメリカの『Billboard』も2007年のイヤー・エンド・チャートを発表。売り上げやラジオのオンエア回数などをポイント化し、独自のシステムで集計された年間アルバム・チャート部門の上位3作品は下記のとおり。
<Billboard 2007 Year In Music Year End No.1>
1.『ドートリー』ドートリー
2.『コンヴィクテッド』エイコン
3.『プリンセス・ファーギー:The Dutchees』ファーギー

加えて、同誌の評論家投票による年間ベスト・アルバムの上位3作品は、下記のとおり。
<The 10 Best Albums of 2007 Billboard Critics’Picks>
1.『イン・レインボウズ』レディオヘッド
2.『ネオン・バイブル』アーケイド・ファイア
3.『バック・トゥ・ブラック』エイミー・ワインハウス

また、アメリカを代表する音楽雑誌のひとつで、インディ・シーンなどに対する独自のスタンスや切り口が支持を集める『SPIN』が、オフィシャル・サイトなどで発表している2007年のベスト・アルバム40から上位の3作品。
<SPIN The 40 Best Albums of 2007>
1.『ニュー・ウェイヴ』アゲインスト・ミー!
2.『ネオン・バイブル』アーケイド・ファイア
3.『サウンド・オブ・シルヴァー』LCDサウンドシステム

ランキングは、上位3作品だけを比較してみても、雑誌ごとの特色が伺えるセレクトとなっている。ある作品に対してだけ評価が集中するような傾向はなく、多数のアーティストが、どれも甲乙つけがたい傑作を続々と発表した年、とみることもできる。なお、今回紹介した5件のベスト・アルバム・ランキングで、米英問わず数媒体の上位に顔を出している作品として、レディオヘッドの『イン・レインボウズ』、アーケイド・ファイア『ネオン・バイブル』が挙げられる。『イン・レインボウズ』は、まだCD盤が発売される前にもかかわからず年間1位に選出されており、前代見聞の現象ともいえる。また『ネオン・バイブル』は軒並み高評価を得ており、日本と海外ではアーケード・ファイアを取り巻く状況に、かなりの隔たりがあることがうかがえる。アルバム・ベスト・ランキングの全ラインナップは、各雑誌のオフィシャル・サイトなどで確認することができるので、各メディアのランキングを眺めて、自身の年間ベスト・アルバムと比較するもよし、聴き逃してきていた新たな音/アーティストを発見するもよし。年越しに向けて2007年を振り返ってみてはいかがでしょうか。

なお、雑誌『rockin’on』でも、12月28日発売予定の次号にて2007年度の年間ベスト・アルバムを発表します。お楽しみに。
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on