ノエル・ギャラガーが米ラジオ・ネットワーク「NPR」の番組「World Cafe」に出演し、「コーヒーショップが台頭してから文化が消えた」と発言していたことが分かった。
「あなたにとってロックンロールとはなんですか?」と尋ねられたノエルはまず、以下のように返答。
俺にとっては、思想の自由だな。それから表現の自由。革ジャンとか、ジャックダニエルじゃなくてね。まあそういうもんも必要ではあるけど。
音楽業界に入ったばっかりの時は、俺にとってのロックンロールはレッド・ツェッペリンとかビートルズとか、ストーンズ、それからセックス・ピストルズだった。
そしたら90年代の半ばに入って、ローリング・ストーンズの1971年のツアーTシャツとか、MC5のTシャツが作られ始めて、「めちゃくちゃロックじゃん」なんて言う輩が出てきたのさ。(ロックンロールの)意味が失われたのはそっからだな。
これに続けて、Tシャツの他にもコーヒーショップが「ロックンロールを殺した」のだと以下のように話した。
(ロックンロールを殺したのは)Tシャツと、それからコーヒーショップだな。コーヒーショップってものが現れてから、文化は消えたんだ。分かるだろ? 音楽に金を払うことがゾッとするもんだと思い始めたんだよ。
音楽に金を払うなんて! って感じるクセに、コーヒー2杯には当たり前のように20ドル払うようになったのさ。
そしてその原因を作ったのはドラマ・シリーズ『フレンズ』だと、以下のように説明した。
『フレンズ』に責任があるね。コーヒーショップが台頭したのには。セーター着て高すぎるコーヒー飲んで、くだらねえことを話すだけっていうね。