7月から再結成ツアーを行うスマッシング・パンプキンズだが、ビリー・コーガンが「The New York Times」のインタビューの中でダーシー・レッキーについて語っていたことが分かった。
スマッシング・パンプキンズが正式に再結成を発表する前には、元メンバーのダーシーが自身抜きでの再結成が知らない間に決まっていた、と発言したことが大きく報じられていた。
バンドはその後日、この発言への反論として「ミス・レッキーに対してはバンドとの演奏やデモ・セッションへの参加、そして(それが駄目なら)せめて直接顔を合わせようと、何度も声を掛けてきました。しかし彼女は、そうした誘いに対する返答をすべて先延ばしにしてきたのです」とのコメントを発表したが、ダーシーはその後のインタビューの中でこのコメントが「完全なる嘘っぱち」とさらに反論。バンドとダーシーの間には深い溝が生まれていた。
そして今回、ビリー・コーガンが新たなインタビューの中で「彼女の言動が、再結成に参加できなかった理由を物語っているよね」とダーシーとの騒動について言及。ダーシーとの関係について、以下のように語った。
脇が甘くておしゃべりだった僕は、(ダーシーありきでの再結成に)チャンスを与えるべきだと信じていたんだ。それが賢い選択ではないってことを証明する事象はたくさんあったのにね。
そしてこのあとビリーは、ダーシーと自身をつなぐ架け橋は「完全に」燃えてなくなってしまったと話したという。
一方でビリーは、「バンドはもっと成功する可能性もあった」と以下のようにも話している。
もし僕がこんなにおしゃべりじゃなかったら、そしてバンドをちゃんとまとめあげていたら、僕たちはもっと大きな会場で演奏できていただろうし、もっと成功していだろうね。そして、ロックの殿堂とやらの仲間入りもできていたかもしれない。
なおビリーは先日、自身のInstagramの投稿の中で、スマッシング・パンプキンズの新曲8曲を2枚のEPとしてリリースする予定であると明かしていた。現時点では具体的なリリース日程は明らかになっていない。