結成から50年を数え、11月からはジャパン・ツアーを控えるキング・クリムゾンだが、ブレグジットの影響により欧州と英国のツアーを断念する方向に動いていると明かしている。
ロバート・フリップがレコードレーベル「DGM」のブログに綴ったところによると、ブレグジットによって生じた英国と欧州連合の間の新しいルールによる混乱が起きているのだという。
多国籍のメンバーやツアースタッフから成るチームにとって、移民労働者たちが欧州各国でツアーを行うのに必要な就労許可を得るために複雑な事務手続きが必要になり、さらにその手続きを進めることが非常に困難な状況になっているのだ。
このことについて、フリップは以下のように綴っている。
ブレグジットはキング・クリムゾンの50周年ツアーの計画に影響を与えた。その結果、バンドは2019年に予定していた記念すべきヨーロッパツアー計画を断念することにした。
英国でライブをする可能性は残されているが、おそらくありえないだろう。それゆえに僕らの関心は世界のほかの場所に向いている。
今年の6月から開始するキング・クリムゾンのワールドツアーだが、本記事執筆時点では公式サイトに掲載の日程にはヨーロッパ各国と英国も含まれている。
ジャパン・ツアーの詳細は以下の記事より。