本作は、「R‐18 文学賞」の読者賞を受賞し、紀伊國屋書店スタッフによる「キノベス!2013」にランクインした、山内マリコの処女小説が原作の映画。ストーリーとしては、2004年の高校時代から2013年の現在まで、みんなの憧れの的だった「椎名くん」を柱にキャラクターを交差させながら描く、痛く切ない群像劇になっているとのこと。また何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく戻ってきた主人公「私」を橋本愛が、元彼「椎名くん」を忘れられない「あたし」を門脇麦が、青春時代にみんなが恋焦がれた、自らの退屈を埋めてくれるであろう「椎名くん」を成田凌が演じる。そのほか、渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、村上淳らが出演し、監督を廣木隆一が務める。
さらに、本作の本予告映像とポスタービジュアルが解禁された。今回解禁された予告編では、夢をあきらめて地元に帰った橋本愛演じる「私」や、元カレをあきらめられない門脇演じる「あたし」の、かつてキラキラしていた青春の終わりへの捨てきれない憧れや切なさが描かれているという。またこの映像では、フジファブリックの書き下ろし主題歌“Water Lily Flower”も流れている。今回フジファブリックは、音楽制作のため、実際の撮影現場にも立ち会い、監督とも打ち合わせをして臨んだとのこと。
【フジファブリック・山内総一郎 コメント】
国道、ファミレス、ゲーセン。舞台は僕が生まれ過ごした場所ではないのに、
スクリーンには知っているような故郷の風景が広がっていました。
一人一人の心の揺れや移り変わりと音楽をマッチングさせたいと思いましたし、
フジファブリックとして様々な場面でこの作品に加われたことを誇りに思います。
劇場で観れる日が待ち遠しいです!
●映画情報
『ここは退屈迎えに来て』
10月19日(金)全国公開
出演:橋本愛 門脇麦 成田凌 / 渡辺大知 岸井ゆきの 内田理央 柳ゆり菜 亀田侑樹 瀧内公美 片山友希 木崎絹子 / マキタスポーツ 村上淳
原作:山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』幻冬舎文庫
監督:廣木隆一
脚本:櫻井 智也
制作プロダクション:ダブ
© 2018「ここは退屈迎えに来て」製作委員会
配給:KADOKAWA