レッチリ『カリフォルニケイション』が誕生した背景に迫るーー フリーが「素晴らしいものを世界に伝えられる気がする」と語った理由とは?

レッチリ『カリフォルニケイション』が誕生した背景に迫るーー フリーが「素晴らしいものを世界に伝えられる気がする」と語った理由とは? - 『rockin'on』2018年8月号より『rockin'on』2018年8月号より

ギタリストのデイヴ・ナヴァロが脱退し、ジョン・フルシアンテが再加入した作品として1999年にリリースされたレッド・ホット・チリ・ペッパーズの通算7枚目のアルバム『カリフォルニケイション』。

『ロッキング・オン』8月号では、バンド最大のヒット作となった同作品を引っさげて行われた、ワールドツアーのリハーサルでのメンバーの証言をまとめた記事を掲載している。

バンドは、前作『ワン・ホット・ミニット』から『カリフォルニケイション』が発表されるまでのわずか4年の間にも、バイク事故、ドラッグ浸りへの逆戻り、そしてナヴァロの脱退を乗り越えてきた。

そんな波乱に満ちた時期について、ボーカルのアンソニー・キーディスは「もう一度全員で、同じ場所と時間を共有すべきだってことさ」と述べ、以下のように続けた。

俺たちがこれほどの試練を味わっても死なずにいて、精神的におかしくならずにいたってことは、つまり、こういうこと(復活)になるべきだと望む何らかの力が働いていたってことなんだよ。


バンドはフリーを先頭に再出発へと向かう中で、「エレクトロニカ」なアルバムの制作を企画。だが、その方向性に誰も乗ってこなかったという。

そしてバンドにはジョン・フルシアンテが再び加入し、プロデューサーとしてリック・ルービンと契約を結ぶ。ジョンを迎えた当時のバンドについて、フリーは時折口調を強めながら以下のように語った。

俺個人としては、今一番エキサイティングな音楽は間違いなくエレクトロニカだと思う。

だけど俺たちはやっぱり、クソみたいなロック野郎なんだよ。俺たちは誰よりも深く強く掘り進んでいけるし、みんなも常にそれを望んでるって、俺にはわかってる。俺たちのアルバムはプロディジーの新作やUNKLEのレコードにだって負けないくらいエキサイティングなんだ。

(フルシアンテと再びプレイすることで)今の俺はこのバンドが本当に意味あるものだと、そして人生も本当に意味あるものだと感じてる。

俺たちは何か本当に素晴らしいものをこの世界に伝えられるんじゃないかって気がするんだよ。そして、そうすることで、俺自身が人として成長していくと思うんだ。


1988年にパンク・バンド、セロニアス・モンスターのオーディションから引き出されてレッチリに誘われたジョン・フルシアンテだが、様々な理由から一度バンドを離れたこと、また、離れていた期間のソロ活動を経て再びバンドに加入している。

そんな紆余曲折を経験したジョンが語る「ロック・スターという存在」について、彼は以下のように語った。

ロック・スターという存在、ロック・スターが社会で持つ役割とは、とても素晴らしいものであり、そして子供がそれを知ると最高の経験になるとね。7歳の頃の俺にとって、ツェッペリンやエアロスミスキッスのことを考えるくらい意味あるものはなかった。そこには知性を超越した、魔法のように素晴らしいものがあるんだ。

ロック・スターであることの何がクールかって、みんなから一切ジャッジされないってことだ。もしジャッジするような奴がいたら、そいつらがクソったれなんだよ。ロック・スターは何をしてもいいんだか。


それまでのバンドのすべてをつぎ込む作品となった『カリフォルニケイション』には、ロンドンで気軽なセックスを楽しむ歌や神に捧げる歌などが収録された。

過去には公然猥褻や性的暴行などで有罪となったこともあるアンソニーだが、楽曲内での性的な表現については「後悔してない」と述べ、以下のように続けた。

(中略)それは自分についても、自分のアートについても、このバンドについても同じだ。ただ、ある種の性的表現に嫌な思いをする人がいることについては、俺もちょっとは配慮することを学んだんじゃないかな。

だから、受け入れられないという人に押し付けたりはしない。だがそういうエナジーは、今でもやっぱり、俺の大きな要素を占めてる。俺は自分が悪人だとか、基準外だとか、まったく思っちゃいない。


記事ではこのほかにも、ジョンが一度脱退した際の詳細や、当時4人が抱えていた不安、メンバー同士の友情についても語られている。

名作『カリフォルニケイション』は一体どのような背景で生まれたのか。その謎を解き明かす4人の言葉はせひ『ロッキング・オン』8月号にて確認してほしい。



レッド・ホット・チリ・ペッパーズの記事は現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。
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