生前のプリンスがミネソタの自宅のスタジオで収録した音源を収めたアルバム、『ピアノ&ア・マイクロフォン 1983』より、“17 Days”の音源と同アルバムの開封動画が公開された。
同作は輸入盤、日本盤ともに9月21日にリリースとなる。
一方、今回の音源発表にあたりプリンスの音源のアーカイビスト、マイケル・ハウのインタビューも公開された。インタビューの一部は以下。
●あなたがアーカイヴィストになられて、一番初めに出されたシングルが“Nothing Compares 2 U”ということでよいのでしょうか?
マイケル:「そうだよ」
●それはどのような判断からですか?
マイケル:「曲はおそらくプリンス以外のアーティストが歌った、プリンスが書いた最大のヒット曲だ。世界的にヒットしたよね。そもそも彼はこの曲を1984年に書き、ファミリーに提供したんだが、1985年にファミリーがリリースした時はオリジナルとはずいぶん違う形の曲になっていた。
私がこの曲の2インチのマルチ・トラック・アナログ・マスターを見つけたとき、何かスペシャルなものが含まれているんじゃないかと期待したんだが残念ながらそういうものはなかった。
でも、シニード・オコナーのバージョンを知っている人たちにとって、一番最初のプリンスが書いた時のバージョンを聴いてもらうことは価値があると思って、最初のリリースとしてふさわしいと判断したんだ」
●“Nothing Compares 2 U”のプロモーション・ビデオとなったリハーサルの映像も公開されましたが、このような映像もたくさん残っているのでしょうか?
マイケル:「残っているよ」
●ということは今後そのような映像が公開される可能性はあるんですね。
マイケル:「多分ね。まだはっきりわからないけれど、もちろんその可能性は十分あるよ」
●アルバムとして初めて、発売されるのが、この『ピアノ&マイクロフォン 1983』ですが、これは1983年のものですね。これはどのように発見されたのでしょう? カセットに入っていたとのことですが。
マイケル:「そう、カセットに入っていたんだ。この音源のブートレグは過去にも出回っていて、私もそれを聴いたことがあるんだが、どれもサウンドのクオリティは低かった。パフォーマンスに関しては申し分がなく、感動的だったので、アーカイビストになってすぐにこのマスターテープがどこかにないかと探していたんだ。
そしてラッキーにもマスター・カセットを発見することができた。彼が直接吹き込んだカセットが、だよ。そのカセットには彼の直筆で「Side 2」と書いてあった。つまりそれはカセットのB面で、聴いてみると「コールド・コーヒー&コケイン」と「ホワイ・ザ・バタフライズ」が録音されていた。それで私たちはそれがマスター・テープだということを確信したんだ」
『ピアノ&ア・マイクロフォン 1983』の詳細は以下。
●リリース情報
『ピアノ&ア・マイクロフォン 1983』
2018年9月21日(金)発売
国内盤CDは、ライナーノーツ(ドン・バッツ)の日本語訳付
◯通常版
WPCR-18037
フォーマット:CD、デジタル配信
¥2,400+税(CD)
<収録曲>
1. 17デイズ
2. パープル・レイン
3. ア・ケイス・オブ・ユー
4. メアリー・ドント・ユー・ウィープ
5. ストレンジ・リレーションシップ
6. インターナショナル・ラヴァー
7. ウエンズデイ
8. コールド・コーヒー&コケイン
9. ホワイ・ザ・バタフライズ
◯デラックス盤(通常版と同時発売)
WPZR-30796~97
フォーマット:CD+LP(輸入盤国内仕様、完全生産限定盤)
¥5,000+税
12インチ・サイズのブックレット収録(プリンスの当時エンジニアだったドン・バッツによって書かれた新たなライナーノーツ、未公開のものも含むプリンスのスナップ写真を収録)
<収録曲>
CD,LPともに通常盤のCDと同様
さらなる詳細はプリンスの日本公式サイトにてご確認下さい。
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