デヴィッド・ボウイ、薬物の過剰摂取で急逝のスコット・ウェイランドの助けになろうとしていた? 「話し相手が必要なら僕がいるよ」

デヴィッド・ボウイ、薬物の過剰摂取で急逝のスコット・ウェイランドの助けになろうとしていた? 「話し相手が必要なら僕がいるよ」

2015年に薬物の過剰摂取により急逝したストーン・テンプル・パイロッツの元フロントマン、スコット・ウェイランドだが、デヴィッド・ボウイが生前、スコットへ手を差し伸べようとしていたようだ。

「NME」が報じるところによると、ボウイはスコットが亡くなった同年の2015年、MTVの司会者であるマット・ピンフィールドにスコットへの伝言を頼んだという。

ピンフィールドはその時のやりとりを、自身の著書『All These Things I’ve Done: My Insane, Improbable Rock Life』において以下のように明かしているという。

最後にデヴィッドと会った時、会話の最後で彼に言われたんだ。「君はスコット・ウェイランドと友達なんだよね。もし話し相手が必要なら僕がいるよってことを、彼に伝えてほしい」とね。

だからスコットのソロ公演の楽屋でデヴィッドの言づけを彼に伝えたんだ。そしたら彼は「ぜひ話したい」と言っていた。スコットと会ったのはそれが最後だった。そして2016年の始めにはスコットもボウイもいなくなってしまっていたんだ。


スコットは、ストーン・テンプル・パイロット時代にはボウイの“Andy Warhol”を、また2012年ごろに結成したScott Weiland & The Wildaboutsでは“The Jean Genie”をカバーしている。


なお、スコットは2015年に「Rolling Stone」のインタビューに応えた折にも、ボウイについて「音楽や、ボーカルに関して、そしてファッション面において最も大きな影響の源」だと語っていた。

スコット・ウェイランドは、2015年12月にツアー先のミネソタ州にて、ツアーバスの中で薬物の過剰摂取により死亡していたところを発見された。デヴィッド・ボウイはその約1ヶ月後の2016年1月に亡くなった。



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